かわずの呟き

ヒキガエルになるかアマガエルなるか、それは定かでないが、日々思いついたことを、書きつけてみようと思う

梅雨明けの日に

2017-07-29 | 気ままなる日々の記録

   梅雨明けのニュースが流れた日の夕方散歩に出た。その日は本当に梅雨が終わったと思えるような、湿度の低いそよ風がてきとうにある素晴らしいひであった。

それでも、高齢者にとっては強い日差しはよくないと思い、夕食後の6時過ぎに出かけた。

給水用の側溝の水がさらさらと流れ先日の大雨で池と化した田もすっかり元気を取り戻し爽やかな夏の日が広がっていた。

  よく見ると、田も私たちが子どもの頃見たのとはずいぶん異なっている。水はわさび田に近いほどきれいだし浮き草や水草・藻などもない。そのためかボウフラやメダカ、オタマジャクシも見かけない。機械化されたのみでなく、そこに住む生物までも変化していることに驚いた。

 田の稲の様子も違う。主人がいつも田植えが遅れがちな田にやきもきし毎朝窓から見ているのを知っていた。一番最後に植えられたその田は何と草の中に苗が植わっているのである。これも新しい現代的な方法かもしれないと思ってしまう。しばらく歩くと苗と苗との間に隙間の無い田に出会った。一番びっくりしたのは。麦を刈り取った後株をそのままにして、水が張ってある田である。休耕田にされるつもりだろうか。

 今も昔も変わらないのは、田の畔に生えている元気な雑草たちだけである。(E)

     

                                                               珍しい田