かわずの呟き

ヒキガエルになるかアマガエルなるか、それは定かでないが、日々思いついたことを、書きつけてみようと思う

金木犀の香りに誘われて。

2016-10-22 | 気ままなる日々の記録

  此処の施設では、『お茶会』という行事があって、館内放送で

 「本日15時より1階のホールにてお茶会を行います。お菓子は○○饅頭です。皆様お誘いあわせの上是非ご参加ください」というお知らせが入ります。

こんなとき、オソマツ君は家内を誘って殆ど出かけます。

 昨日もお茶会に出て黒糖味の利休饅頭を戴いた後、

日光浴も兼ねて通称「蓮池」と呼ばれている池に出ました。

 すると何処からともなく金木犀の香りがして

きました。季節の移り変わりを感じてジッとしておれず、

昨年散歩で見つけた金木犀の樹のある家の近くへ行きたくなってきました。

勿論、迷うこともなく最短距離で行き着くことができました。

 テレビで、今年は秋雨前線が太平洋側に停滞したため日照時間が短く金木犀の花が不作だと云っていましたので心配しました。が、ここでは、

 そんな気配もなく満開の金木犀を満喫することができました。

 半身不随のわが身を嘆きうじうじしていた気分も金木犀の香りを胸一杯に吸い込み、一気に晴れ晴れし、大自然の恵みに感謝感謝となりました。

 第三者が僕を見ていたら、きっと気の毒な惚け老人か、発狂老人に見えたことでしょう。

 何故かと云えば、車いすの老人が狭い道に車いすを止めて、あろうことか、そんなところで、ラジオ体操のような深呼吸をしたり、足をバタバタさせて喜んでいるんだから(金木犀の木のそばで、少し体操をして金木犀の恵みに感謝していました)。

 本当に大自然は忘れることなくいろいろな恵みを人間に届けていてくれます。

 先ずはこの恵みに感謝しなければ、と思った次第です。(T)