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かわずの呟き

ヒキガエルになるかアマガエルなるか、それは定かでないが、日々思いついたことを、書きつけてみようと思う

オーストラリア西海岸のパースに滞在したことがあります。

2015-06-27 | 気ままなる日々の記録

オーストラリアへの旅もフライト&レンタルの旅でした。パースはイギリス人が初めてオーストラリア大陸に入植して最初に造った街で、アーケード街もイギリス風の雰囲気を漂わせている。ここでステイしたコンドミニアムは戸建てを数十軒持っている大手で入居者専用のプールもあり、昼寝から起きてひと泳ぎを楽しむことができました。オーストラリアの雨季は何時かと訊いたら一年中だという答えが返ってきて慌てたことがあった。つまりオーストラリアはそれほど国が広いわけで国土が5地域ほどに分けられていて雨季はその一つの地域が終わると隣の地域に移り、これを繰り返しているのでどこかの地域がいつも雨季になっているのだそうだ。

 雨季と乾季および日照時間の関係で、良質のブドウが取れる地方があり、ワイン醸造も盛んである。レストランで飲んだワインがおいしくて、銘柄を聴いたら、この地方で生産されているワインで、ワイナリーの場所までお聞きできた。そこで、早速ワイナリーを訪ねてしっかり購入して車のトランクに納めた。

 オーストラリア西海岸の景勝地は海岸線で、インド洋の彼方に沈む夕日が世界一である。赤みを帯びた色が格別で、彼方に雲があると、雲が染められ巨大な虹を見る趣である。海岸線沿いのコンドミニアムに宿を取って、ビニールシートとワインとグラスを持って砂浜に陣取り、早速、夕日を見ながらワインを嗜む。これこそ、まさに極楽である。

 我々がで楽しんでいると、サーフィンを楽しんでいた老人が頭からしずくを落としながら話しかけてくる、そこでまずワインを勧めて、雑談に興じる。年金生活者で夕方のサーフィンが唯一の楽しみだとのことだった。相変わらず何処から来たか、いつまでいるか、何の用事で来たかと云う質問は何処も同じだ。

  海岸線での日没までのひと時が楽しくて、この海岸線を南下して南極海まで出てみようと思い立ち、家内に地図を見てもらって南下した。途中レンタカーに備え付けられていた地図ではダメになり、急ぎ近くの書店に入り、必要な地図を買い込むという一幕もあった。

 インド洋と南極海を分ける半島の岬に着いたら、そこに大きな案内板があって、右側がインド洋で、左側が南極海ということが書いてあり、ついに来た!と感慨も一入であった。半島の最先端の灯台の上から、南極海をよく見ていると、やはり、波が違うし海の色も今までのインド洋とは違っていた。南極海のあの、不気味な色は今も思い出すことができます。

  この旅もいい旅であった。コテージのベランダで観た夕日も忘れられない。昼食後地元のスーパーへ食料品の買い物に出かけ、コテージのキッチンで家内が作ってくれた料理をベランダのテーブルに運び、例の通り夕日を見ながらのディナーという趣であった。

 オーストラリアは野菜もお肉も魚も安い。それだけ自然がゆたかということである。生活費は日本にいるより安いと家内が云っていた。オソマツ君はニュージーランドでもオーストラリアでも寛ぐとご飯が食べたくなる典型的な日本人で、パンでは心地よい満腹感が味わえない、その点、両国ともスーパーでお米を売っていて、家内がお鍋で上手にご飯を炊いてくれて全く問題がなかった。