つぶつぶタンタン 臼村さおりの物語

身体の健康と無意識のパワーへ 癒しの旅~Have a Beautiful Day.~

太陽ありがとう、棺桶を作りました 火葬していただきました

2020-03-26 19:48:33 | 太陽

つぶつぶタンタンに太陽のことを綴るのを楽しみにしています。覚えていることを綴っておきたい。あたしの物語という言葉に甘え、勝手なこと書きます。
どうぞこの場を使わせてください。どうもありがとうございます。


昨日25日(水)、近隣の火葬場で愛猫太陽の火葬をしていただいた。どうもありがとうございました。日程の延期にも快く応じてくださり、とても感謝しております。

太陽もありがとうね。

火葬前日の昼下がり、ふと思い立ち、棺桶を作ることにした。今絵を描かないと一生描かないとまではおもわないけれど、今後描いていても今までほどは楽しめないだろうなとおもった。


今太陽が入っている段ボールを利用したかったので、似た大きさのほかの段ボールを探して、太陽にはそちらに入っていてもらうことにした。ちょっとだけ小ぶりで、一方の高さはもう少しある段ボールを発見。太陽がぎりぎり入れるサイズだったけど、ひとまずよかった。保冷剤ごと移動して断熱シートで包みました。

棺桶の画像は別記事に載せます。文字で綴ることにいっぱいいっぱいで、ビジュアルまで気がまわらない。

画像の投稿です。
太陽のためにつくった棺桶の画像など 火葬していただきました


今このつぶつぶタンタンに書かせてもらっている太陽の記事も画像を載せたいのだけど、今は書くので精一杯。落ち着いたら、振り返りながら読み直しながら太陽の写真を載せたい。今は忘れる前にとにかく文字に落としたいのだ。

いつもあたしが作品をつくるときのように、まずは段ボールを黒いジェッソで塗りました。底面、側面。蓋は切り取るつもりだったので当初は塗りませんでした。けれどもつぶつぶを描いている途中で、蓋を作らないのはあたしが最後の瞬間まで太陽の姿をみたいというあたしの理由であって、太陽のことを考えたらそれは違うとおもった。

太陽には、最後に絵をみてほしい。絵で包みたいと思い、底面と側面をだいたい完成させたあとで、蓋の表面にもジェッソを塗りました。そしてつぶつぶを描いた。

つぶつぶを描いていて、しあわせだった。あたしはこの日のために絵を描いていたのかもしれないとおもった。愛を伝える、表現できる方法があるのはしあわせです。

それはあたしの一方的な思いであり、相手がどう受け取るかはまた別の問題なわけだけど、でもうれしかった、しあわせです。

3年半前、2016年9月に愛猫由芽が16歳で亡くなったときは、こういうことができなかった。とおもうと、この3年間半、描いてきてよかったと心底おもいます。

内側については、時間的制約、そして太陽を明るい世界で包みたくて、2019年12月にタリーズで開催させてもらった個展に展示した作品で、一番お気に入りの作品を切って貼ることにした。その展示はA Beautiful Dayをテーマにしておりその作品のタイトルもA Beautiful Dayです。
A1サイズの作品だったのだけど、蓋内面全部と、側面4方向の底から少し離した部分に貼るとなくなってしまった。だから、同じくタリーズ個展の作品で、搬入直前に描いた実験作で気にいっているもの。「つぶつぶ響く」を切って敷いた。

24時間以内ですべてを完成させた。夜通しずっと描いていて、朝の11時頃につぶ部分を終えた。今までで一番短時間に一番大量に描いた。

作品として描くときは、どうやって見えるかという美的視点を少し意識する。けれども今回はとにかく愛を表現するだけだから、描いていて早かったとおもう。そしてとてつもなく楽しく、没頭した。

描きあがったときの出来栄えにも満足している。

その棺桶に太陽が使っていたフリースを敷いて、かかりつけの病院が送ってくださったお悔やみの花、我が家の水仙の花、ご近所さんの椿を入れました。首輪を外した。

迷ったけれど、太陽のひげと毛をいただいた。ひげは最初、横向きで眠っている太陽の下側(左側)だけにするつもりだったけれど、最終的に上側(右側)もいただいた。頬と目の上と両方。毛はしっぽの毛。

火葬から帰ってきて、何度か触った。懐かしくて、正直なところ触るとうれしい。汚い手で触って汚さないように注意したい。

もともと時間に余裕がなかったことに加え、写真を撮っていたら、火葬場につくのがぎりぎりになってしまい、すぐに火葬となった。

直前になると、ありがとうね、ありがとう、という言葉しか出ない。撫でた。頭の感触、首の後ろ、間違いなく太陽の手触り。

太陽との出会いは最初から奇跡の連続で、感謝している。そして母がいなければ、太陽はこれほど生きられなかったから母に感謝している。サポートしてくれた叔母にも感謝している。そしてご近所さんがみないい人たちだったから、太陽は散歩を楽しむことができた。ありがたい。そもそも、太陽と一緒に暮らせるようになったのだって、ふじみ野で暮らす方たちが心をかけてくれて、一緒に太陽を探してくれていたからだし、本当にありがとう。

火葬が終わると、立派な骨がいっぱい残っていた。小さな骨。立派な頭、あご。ひとつひとつ箸でつまみ、骨壺の中に入れる。頭は崩れやすいとのことで、手で入れる。最後の母がのどぼとけを手でつまんで入れた。

骨壺は、やはり、他の猫たちよりも、もう1サイズ大きなものになった。

だいぶスペースがあまるのだけど、つぶせば入るといっても限度がね。やっぱり大きなサイズの猫だった。がっしり体型。

なにしろ、最初うちに連れてくるときに抱きかかえたとき、あまりの重量感に「病弱だから連れて行こうとおもったのだけど、あたし間違ったな」とおもったほど。まあ実際、生まれつきとそしてきっと野良のストレスで、目やにや鼻水、原因不明の貧血。そして心臓業と、いろいろあった。

骨は、あたしの部屋に置いてある。気づくとつい見ている。

太陽ありがとう。あなたのことを考えながら四十九日を過ごします。

臼村さおり twitter @saori_u
思考していることを投稿しています。

エネルギーサロン・タンタン
~身体の健康と無意識のパワーへ Have a Beautiful Day~


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 猫好きの集うお店、ありがた... | トップ | 太陽のためにつくった棺桶の... »
最新の画像もっと見る