つぶつぶタンタン 臼村さおりの物語

身体の健康と無意識のパワーへ 癒しの旅~Have a Beautiful Day.~

夏越の祓え 半期に一度の禊 猛暑のときは旧暦で 2018年

2018-08-10 02:26:18 | l-暦・年中行事・記念日

立秋を迎えて暦の上では秋。まさに立秋当日にあたる8月7日にめっきり涼しくなりましたね。涼しくなったのもうれしいですし、秋の気配というか予感がまったく感じられなかったらどうしよう・・・とおもっていたので少しほっとしました。

気候が変化していまして、体も心も魂も、占いも気候の影響大きいですから、いろいろ研究していかねばとおもっているところです。

立秋ではございますが、立秋について綴る前にひとつご紹介いたいことがございます。

本日、2018年8月10日は何の日でしょう??? (ヒントは旧暦☆)


正解は、旧暦の夏越の祓え(なごしのはらえ)です。

と申しましても、「夏越の祓え」そのものがあまり知られていないかもしれませんね。夏越の祓えは、半期に一度の大晦日みたいな感じです。

大晦日はご存知ですよね。大晦日12月31日は大祓え(おおはらえ)、そして6月30日は夏越の祓えなのです。年が変わる直前は大晦日ですので"大祓え"のほうが重要なのかもしれませんが、夏越の祓えもあたし自身は大切にしています。そして半期に1回、心機一転するタイミングなのです。

年末に大掃除することからもわかるように、私たちは新年を迎えるために身ぎれいにします。そう、だから今日は身ぎれいにする日。神社や寺院でわらでできた大きな輪っかを見かけたこともあるかと存じます。茅の輪と呼ばれるもので、あの輪をくぐると、浄化されるとされています。たいていは12月後半と6月後半にあります。


旧暦で考えるならば、本日が6月末日、つまり夏越に祓え(なごしのはらえ)なのです。ですのであたしはひとり、本日に夏越の祓えをします。お掃除したり、気持ちの掃除をしたりもいいかもしれません。


神社や地方によってはときおり、旧暦で実施しているところも見かけます。有名なのは京都の八坂神社です。7月31日に実施しているようなので厳密にいうと旧暦ではないのですが旧暦でしょう。(スイマセンそのときに京都にいたことないので実際に目にしたわけではないです)。祇園祭りとの兼ね合いです。

祇園祭りは、(かつて陰陽五行の先生に教わったところによると)怨霊祭りです。京都の夏はご存知の通り、暑い、暑い。そして蒸しています。夜になってもちょっと歩くだけで汗がびっしょり。盆地です。いまでこそ、衛生環境が整っていますが、昔はそうでなかった。疫病が流行りまくりです。その疫病は怨霊の仕業とされ、怨霊を祓うための祭りが祇園祭りなのです。

祇園祭りで八坂神社まであぶりだした怨霊。せっかくあぶりだしたのに、その怨霊を一掃できなければ困ります。あぶりだした怨霊を最後に祓うのが、八坂神社なのです。だから、八坂神社の夏越の祓えは7月末なくてはならない。

いろいろ兼ね合いがあったのかもしれませんが、暑い京都です。祇園祭りを新暦になっても7月後半にした方々、すばらしい決断だとおもっております。だって暑いですもの、蒸しますもの、6月末じゃ、とてもとても怨霊はらえません。。。せっかく祓っても7月にまた沸いてまいりそうな気がいたします。


折しも、今年は日本全国が猛暑でした(過去形にしておきますね、一応)。夏越の祓えは日本全国7月末でもいいのではとおもう夏でした。

★過去に書いた「夏越の祓え」についてのブログ記事
2015年『夏越の祓えのスタート! 七夕・お盆・夏の土用などに向けて☆』
2013年『夏越の祓え 新暦の中で新たな意味を持つ瞬間』

ではまた~

臼村さおり twitter @saori_u
思考していることを投稿しています。

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