つぶつぶタンタン 臼村さおりの物語

身体の健康と無意識のパワーへ 癒しの旅~Have a Beautiful Day.~

【読書】北村薫「スキップ」、付箋いっぱい貼りました

2021-05-06 15:25:45 | 東京読書交換会

読んだ本の感想です。

北村薫さんの小説「スキップ」を読みました。

北村薫さんの本を読むのは初めてでした。大掃除をしていたら見つけて、ちょっと古びた感じだったのでひょっとしたら今読むと違和感のほうが大きいのかなと迷ったのですが、読んでみました。

そうしたらとても面白い。「ターン」「リセット」と並んで3部作っぽくなっているとのことで、早速「ターン」と「リセット」を買いました。読むのが楽しみです。


「リセット」は17歳の女子高校生が突然42歳の自分の身体にタイムスリップしてしまうというストーリーです。途中の記憶はまったくありません。自分と同じ17歳の娘がいて、結婚しています。職業は国語教師。
タイムスリップした時期は春休みでした。春休み中に準備して、42歳の自分になりきり、高校教師として生きていく。いやいやいやバレるでしょうと突っ込みを入れたくなるところなのだけど、私立高校の教師だから娘が自分の勤める学校の生徒だったり、夫も国語教師だったりと、なんとかやりくりできそうな要素があります。しかも夫は結婚するまでその私立高校で一緒に勤めていたらしい。

ちょうど学びについて考えていたこともあり、考えさせられながら読みました。著者の北村薫さんは本物の国語教師。もともとは覆面作家で、職業も性別も非公開だったそうです。

内容も面白いのだけど、たぶんつまらなくても、文章がうまいから気持ちよく読んでしまったとおもう。

あたしはN高校の動画を視聴するのが結構好きだし、ユーチューブで学びの機会は広がったなと感動していたりしていたこともあり、学校はオンラインでもいいんじゃないかと心のどこかでおもっていたのだけど、この小説を読んで、教育ってそういうことじゃないんだなとおもいました。

なんというか内容じゃなくて、姿勢とか機会とかなのかもしれないなあと。

ちなみに、N高校は、おそらく外に公開されていて、外部の人に見られているという特殊な環境があって、同じみられる側の人という仲間意識があるから、コミュニティとして成立しているのかもとおもいました。


あたしたちはビジネス書などで職場については本を読んでいたりするけれど、高校生の入門書というのはあまりない。だから高校生というこの時期は、中長期的にみてどういう経験をしておくべきかというのは想像もつかない。少なくともあたしはそうでした。本があっても、諭してくれる方たいても、、、同じだったかもしれないけれど。


この本を読んでいると、そうかあ、あのときはこうだったんだなあ、といろいろ考えました。

本当にいろいろ過ぎて、こんな付箋貼りました。

またひとつひとつみていきたいです。

前回の読書交換会でも紹介させていただきました。
【読書交換会】オンラインだけどよく笑った


どうもありがとうございました。
 
みなさまにとって今日もよい日でありますように。

東京読書交換会ウェブサイト
※今後の予定は2021年5月15日(土)夜・オンライン、6月5日(土)夜・オンラインです。

臼村さおり twitter @saori_u
思考していることを投稿しています。


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