いつもお世話になっております( ^ ^ )/
最近は、ほぼ毎日、夕立(っていうのかな?)が降っていますね・・・。
屋外工事で、突然の雷雨は正直やる気が削がれるので、
勘弁してほしいんですが、こればっかりは仕方がないことですね(諦)
さてさて、本日は、外構工事でよく使用する材料の紹介をしようかと思います。
今日、紹介するのは『クラックタイト』というコンクリートのクラック(ヒビ割れ)を、
防止する材料です。
ただ『クラックタイト』というのは、私がこう呼んでいるだけで、呼び方は様々かもしれません。
※調べてみたら、『クラックタイト』ではなく『クラクタイト』という商品名でした。
よって、クラックタイトと呼んでいるのは私だけかもしれません(汗)
でもすみません。そう呼ばせてください(┬┬ω┬┬)※
この『クラックタイト』というものは、目地材(緩衝材)で、主にコンクリートを打設するときに、
縁(えん)を切る為に使用します。
コンクリートは、やはりクラック(ひび割れ)が気になると思いますが、
このクラックを、絶対ではありませんが、抑える方法があります。
それは、コンクリートの面積を一つの大きな面積にするのではなく、
小さい区画に分けてあげることです。
ではなぜ、小さい区画に分けるかというと、
コンクリートは目には見えないのですが、膨張、収縮をしております。
この膨張や収縮している際に、コンクリートの表面にクラックが入ることがあるんですよね。
この時、ごくわずかな小さいひび割れを『ヘアークラック』といい、
髪の毛ぐらいのクラックと例えられます。確か0.2mm以下だったかな?
このクラックは防ぎようのないレベルのクラックで、
その後のコンクリートに影響も与えないので、気にしなくても問題ありません。
もし気にされても、正直、対処に困るレベルなので、
見つけた時も勘弁して頂ければ幸いです(;人;)
しかし、大きいクラックが入ることもあります。
上記に書いた通り、膨張や収縮の力は面積が広くなるほど、いろんな方向から力が加わり、
結果、コンクリートにクラックが入りやすい傾向があります。
よって、その力を弱く、分散させる為に土間の面積を狭くする方法がとられます。
前置きが長くなりましたが、やっとでました!
ここに『クラックタイト』という目地材(緩衝材)を使うんです!
クラックタイトの中は柔らかい素材でできてますので、膨張や収縮で押したり引いたりする力を
そのクラックタイト自身が伸縮して抑えこみ、
いわゆる緩衝材になり、コンクリート割れにくくするんですよ( ^ ^ )
では実際の施工例をあげますと、
■まず、コンクリートを打つ場所の下地を作ります。
■コンクリートの形を作る為、型枠を組みます。
・このときに写っているのですが、
コンクリートの真ん中の黒いものが『クラックタイト』の目地材です。
モルタルセメントで固めてる途中です。
■クラックタイトの設置完了。
■メッシュ筋を敷き、コンクリートの打つ準備です。
・見て頂ければわかるように、写真奥と手前で完全にコンクリートが遮断されております。
この遮断をするために、クラックタイト目地が使われます。
■コンクリートを打設して完了です。
このあと綺麗に乾いたコンクリート写真を撮っていなかった為、
クラックタイトが写真では非常にわかりにくい・・・(´;ω;`)
ということで、代用の写真を。
コンクリート表面には20mmぐらいの黒いラインができます。
ただ最近はこのような目地材(緩衝材)が使われることも少なくなりました。
他にも、スリット(コンクリートとコンクリートの間に隙間をあける)を取ったり、
インターロッキングや、レンガなどを並べたりして、縁を切ることが多くなったからです。
■コンクリートスリット
■レンガで見切り
こんな感じですね。
今は、断然コンクリートスリットが多くなってきました。
だから余計にクラックタイト目地ってなに?ってなってしまうんですよね。
ふぅ~、やっと説明が終わりました(ー∇ー;)
ブログに文章を書いては消して、消しては書いての繰り返し。
ここまで来るのに、1時間以上かかりましたよ。
ホント、小まめにブログを更新している方には、関心させられます。
それでは、今日はこの辺にします。
さよなら!!
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