うかつだった。大丈夫だと思っていたパスポートが、2012年9月下旬で切れる。旅行パンフレットで「オランダ・ベルギー」ツアーの中から選んで、オジンなりに夢を描いていた。ところが、確認したら「6カ月以上の有効期間」が要る。思わぬ“障害”だ。4月出発だと期限オーバーしてしまう。取り直せばいいが、ツアーの再検討を迫られた。
なぜ「6カ月」も必要なのか。すんなり運べば、10日間の旅行に行って帰ってきても、まだ期限は残る。このルールは、滞在中にパスポートが失効しても不法滞在になるリスクを避けるのと、犯罪者の入国阻止から生まれたらしい。だから、国の判断によってルールが異なり、事実、残存有効期間がもっと短い「3カ月」のところもある。
結局、オランダ旅行を今回は断念。というより、1年延期である。その間に少しでも勉強し“卒業旅行”ということにした。足を含めた健康状態がそこまでもってくれれば「最後の海外旅行」も楽しめる。今年は、代わりの“予行演習”で、韓国行き(4日間)に急拠変更し、インターネットで申し込んだ。韓国は「有効3カ月」。余裕のセーフである。