峠を越えてもまだ先がある

谷 和也 シニアの挑戦 ゆっくりマイペースで

国際友好

2010年11月16日 | 
 日本からアテネに贈られたユニークな北山杉の丸太製マラソン・トロフィーが、現地マラトナス市の博物館の展示品となった。アテネの日本大使館からNPO日希(にちぎ)協会へ連絡が入り、その写真を転送してもらった。博物館では近く説明文をつけたうえガラスケースに収めて飾っていくという。

 今年10月31日に「第28回アテネクラシックマラソン」が開かれた。マラソン発祥となった“マラトンの戦い”からちょうど2500年に当たり、日希協会は昨年提供したガラス製よりもっと“日本的なトロフィーを”と相談。画家の谷口弘明さんや材木商、京都工業繊維大の協力で9本をつくって協会の岩谷忠雄会長らが持参、ギリシャ人トップの男女選手などに贈呈した。

 博物館入りしたのはそのうちの2本。高さ約45㌢、直径15㌢。1つは俵屋宗達の「松図」、もう1つは尾形光琳の「燕子花(かきつばた)」を摸写したもの。他は浮世絵などを描いている。協会はマラソンを通じて国際交流を図っているが、このトロフィーはアテネ側に大受け。「すばらしい友好の絆になる」と長く博物館に置くことが決まった。
 ≪贈呈前の写真・記事は10月23日付け京都新聞に掲載されています。ネットで閲覧可≫
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