峠を越えてもまだ先がある

谷 和也 シニアの挑戦 ゆっくりマイペースで

様変わり

2010年11月12日 | 
 「あれっ! モネの絵だ」。地下街の壁を使ったギャラリーがある。うかつにも知らなかったが、もう5、6年前のオープンだという。“なんばウォーク”に約60点の名画が飾られていた。原寸大の陶版画である。滅多にミナミの繁華街に出かけることがなくなったが、久しぶりに見ると大変な変わりよう。まるで浦島太郎だ。

 かつて“虹のまち”と呼ばれていたところ。随分、まちが広がっている。“画廊”はその西端周辺通路の両側を中心に、交差する頭上にも展示されていた。クロード・モネは晩年、「睡蓮」に没頭して何十点もの作品(連作)を残しており、そのうちの1点だ(シカゴ美術館所蔵の複製)。すぐ目についた。

 大阪のキタは比較的よく足を運ぶ。しかし、阪急百貨店をはじめ、大阪駅北側一帯の増改築・開発が進み、来春あたりから次々完成する。いま一部地下街は、工事の影響もあって、あちこち板塀に覆われている。その間を迷路のように歩かねばならない。すっきりする頃には、知っているはずのキタも、玉手箱をあけたように景色が大変貌しているかも…。
コメント
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