寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

JOHN LENNON / IMAGINE

2010年01月09日 | 洋楽
ジョン・レノンのアルバムでは最も有名かも知れない。表題曲は彼の代表作でその他にも美しいメロディーや明るい曲調の歌が多いことから「ジョンの魂」よりも人気があるようだ。

盟友ジョージ・ハリソンが参加したCRIPPLED INSIDE、GIMME SOME TRUTH、OH! MY LOVEがいい味を出している。

ねちっこくて小うるさいポール・マッカートニーの脳天に五寸釘を打ち込んだHOW DO YOU SLEEP?はきつい内容だ。こういう曲をB面にさりげなく盛り込む彼のセンスには脱帽である。「IMAGINE」をプロデュースしたかったと語ったジョージ・マーティンならば収録は見送ったかも(笑)

扱き下ろされたポール(写真はレット・イット・ビー・セッションより

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偏った考えを押しつける人達は敬遠される

2010年01月09日 | 日記

「ワシが、ワシが、言う者を見てみい。誰も相手にせんじゃろう。ワシはこういう人間なんじゃとしつこーに説明すりゃーするほど疎まれるのに気付かん。大田分けにつける薬はにゃー。あれの周りには僻みっぽい者ばーが集まっとろーが(笑)」

祖父は我の強い人間を冷ややかに分析しては笑ったものである。新政権が誕生してからやたらとこの種の輩が泥の中から出てくるのには閉口する。

生まれも育ちも大きく違う人間の思想を一方的に聞かされるのは甚だ迷惑な話であり、十分な理解が得られると思う方がおかしいのだ。確か金美齢さんが我が町で講演会を開いた際に同様の発言があったことをはっきりと覚えている。

他人の話を聞くことなく己の話ばかりする連中を金さんはバッサリ斬り捨てていたのである。露骨な「押しつけ」に対しては必ず「反発」が起こり「嫌悪感」が生まれることを愚か者は得てして度忘れしている。だから同類と戯れ日々愚痴をこぼし、ツキにも賢者にも見放されるのだ(笑)

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台北の屋台を思い出して肉野菜炒めを作る

2010年01月08日 | 家飯

台北の食が世界のトップクラスであることは言うまでもない。2度目の訪台で再度食べ歩いて(高級店から庶民が利用する店まで)それをはっきりと確信した。

初めての旅で特に印象に残っているのが青菜のシンプルな炒め物である。味付けは塩、にんにく、コショウと旨味調味料少々だが、野菜のおいしさが前面に出ていた。

私が野菜炒めを作る時には台北で食した味を常にイメージしている。旨味調味料を使わずに醤油に少しオイスターソースを足したものを調味液とする。

小松菜の軸のみサラダ油と塩を加えたお湯でさっとゆでてから豚肉、玉ねぎと炒め塩などで軽く味付けする。葉を投入して調味液を回しかけて完成。強火で手早く加熱することを心がければうまくいくはずだ。

中華料理店に行かずとも家庭で台北の屋台の味を再現することは可能だ。

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ワタリガニの内子は左党が喜ぶ珍味

2010年01月08日 | 食材

この時期、ワタリガニ(メス)の値段が高いのは内子が入っているためだ。茶褐色~オレンジ色の子はホクホクそしてねっとりとした食感で酒がグビグビ進む。

若干のほろ苦さはシャコの子にも似ているが、味はこちらが格段に上である。冬の酒肴(珍味)としては三本の指に入ると私は思っている。瀬戸内のワタリガニをぜひ一度お試しあれ。

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ワタリガニの肉をほじくり出す

2010年01月08日 | 食材

小さいカニの方が味がよいのに敬遠されるのは何故だろう。大きな理由は2つあると思う。食べ比べをしたことのない人がほとんどである(≒質よりも量を重視する)のと食べるのが面倒臭いためだと考えられる。

大雑把な旨みが好きというのはまだ分かるが、自分の指や歯を使って肉を取り出す能力が劣化しているのはいただけない。

ほじくり出して集めたワタリガニの肉は美しい。大ガニとは旨みのレベルが違う。手間を惜しんでいたのでは何時まで経っても美味にはありつけないし、知力も発達しない。

蒸したワタリガニ

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ケンミンショー最強ネタ連発!!今年も友愛SP

2010年01月07日 | 日記
本日放送のケンミンショーを楽しく見た。津軽地方の人がサメの頭を食べることを知り勉強になった。最も笑ったのは北関東と南関東の人間がそれぞれ地元について語るコーナーである。「北」という表現はまさに中国地方の「陰」にあたるのだと思った。

埼玉県の位置は微妙で完全に南関東と言ってよいのかは微妙だ。私が実際に県北部の人間が話す言葉を聞いた時には「東北地方と大して変わらない印象」を持ったのだ。

神奈川県出身のプロレスラーが嬉しげに「海」の話を始めると北関東人(埼玉を含めた)の表情が一斉に曇ったのを私は見逃さなかった。そして子沢山男がかつて海への「憧れ」を長々と話していたのを回想した(笑)

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お疲れの胃には白粥

2010年01月07日 | 日記
私達が粥を食べるのは正月七日か寝込んだ時くらいである。御節料理と連日の酒宴で胃がかなり疲れていたのであろう。白粥が本当に美味しかった。調味料はごく少量の塩だけである。米粒の味をじっくり楽しむには粥もいいものだ。

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わさびおかかご飯

2010年01月07日 | 家飯

年末に本わさびを買って使い切れずに冷蔵庫の中で駄目にした経験があるのは私だけではなかろう。今年も危うく同じヘマをやるところだったが、阿川弘之さんの「食味風々録」を再読したために救われた。

「福沢諭吉と鰹節」というエッセイにわさび花鰹節が登場する。これを食の細くなった吉行淳之介が阿川さん宅で所望していたというエピソードは泣かせる。

作り方はいたって簡単だ。花鰹に醤油をかけたのを熱々のご飯にのせて更にその上に本わさびを盛る。飯を頬張ると鰹節の旨みに続いてわさびの甘みを感じる。上品なおかかご飯だから毎日でも食べられそうだ。チューブのわさびで同じことをやっても涙が出るだけなので注意されたし(笑)

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鏡餅を入れたぜんざい

2010年01月06日 | 家飯

明治時代に書かれた小説を読むと当時の学生は頻繁に汁粉を食べている。ケーキのような洋菓子が普及する前には饅頭と並んで人気があったことがわかる。

私も汁粉やぜんざいは好きだが、正月以外に食べた記憶がない。冬の食べ物と勝手に思い込んでいた節がある。さて、鏡餅を焼いて食べたことは先日書いたが、その残りはぜんざいになった。甘い小豆と香ばしい餅の組み合わせは日本人の心を和ませる。

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柚子香るブリ大根

2010年01月06日 | 家飯

下処理の済んだブリのあらと固ゆでにした大根を砂糖、日本酒を加えた水で10分ほど煮てアクを丁寧にすくい取る(アルミ箔などの落し蓋を使う場合、煮汁はヒタヒタが目安)

醤油(薄口と濃口を併用)、輪切りの生姜を投入し更に5~10分加熱する。半日置いて温めなおして食べるとブリの旨みが大根に浸透する。香りのよい柚子皮をあしられば綺麗だ。

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ブリのあらの下処理

2010年01月05日 | 家飯

開口一番「ブリのあら、ある?」と聞く客に対して「他は何にしましょうか?」とすすめる魚屋の店主。傍から見ればコントのようであるが、概して客が欲しい物と店が売りたい物とは一致しないのだ(笑)

骨の周りについた肉(スペアリブや手羽など)が美味しいように魚のあらも下処理をちゃんと行うと同様の味が生まれる。あらに強塩をして1時間ほど置く。脱水によって臭み成分を抜き下味をつけるのが目的だ。続いてあらに熱湯をまわしかけて霜降りし水洗いする。鱗、汚れ、余計な脂を落とした上で料理にとりかかる。

下処理の済んだブリのあら

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豊岡市の名菓(播磨屋本店)

2010年01月05日 | 食材

出石の話のついでに豊岡市の有名なお菓子についても触れておこう。私は草加煎餅の類が好きである。あのボリボリという音がこめかみに響くのは一種の快感だ。

友人から貰った「播磨屋本店」の詰め合わせはお世辞抜きで素晴らしかった。私が最も感動したのは薄味ごのみ(かきもち四種)。非常に素朴な味付けでもち米の美味しさを最大限に引き出した傑作であろう。

おかき皇や御やきもちをほお張り茶を飲む時には笑みがこぼれるほど。「日本一おかき処」の実力は柚子せんべい(上方風江戸堅焼)にもよく出ていた。

播磨屋本店の商品

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出石(いずし)の皿そば

2010年01月04日 | 

私は関東のそば、次いで長野のそばを高く評価しているが、もう一つ気に入ったものがある。それは豊岡市出石町(いずしちょう)の皿そばである。

一人前が五皿で後は好きなだけ注文して食べるスタイルだ。わんこそばのように急かされないのがいい。力強いそばは香りも高い。私の思い描く理想のそばに近いのである。

皿そばの薬味

ねぎ、わさびの薬味の他に生卵ととろろがつく。私は結局二十皿を平らげた。たくさん食べるコツはかまずにツルツル飲み込むことだろう。男性ならば十皿は軽く食べるはずだ。出石は遠いのが難だが、見所も多いのでまた機会があれば訪れたい。

明治四(1871)年に建てられた辰鼓楼はそば屋の近くにある

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鏡開き

2010年01月04日 | 家飯

祖母は鏡餅の全体がカビで覆われるまで放置する人だった。そしてカビを束子でこそげ取り緑や赤の斑点が出た餅を油で揚げて孫に食べさせたものである。私はその恐ろしい味のおやつを「カビ餅フライ」と名付けていた(笑)

現在はパックの鏡餅を三が日神棚に供えているが、今年は寒かったためカビはほとんど生えていなかった。ひびの入っていない餅を細かく分けるのは至難の業だ。ぜんざいは後日作ってもらうことにして焼き餅にして食べたみた。これが意外に美味しくて驚いた。

鏡餅を焼く

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牡蠣料理いろいろ

2010年01月03日 | 食材

昔は酢牡蠣一辺倒だった男が今では加熱した料理の方を好むようになった。人間誰でも年をとるにつれて嗜好が変わる。

家で作るのはレンジ蒸しが一番多い。味付けもしないし、ポン酢もかけない。素材の持ち味だけで食べる。

フライやピカタなどの油を使った料理もまた捨てがたい。加熱によって生まれる味わいは複雑で生にはない良さがある。いろいろ試してみると面白いものだ。

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