寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

牡蠣と私

2010年01月03日 | 食材

若い頃の私は牡蠣が大好きで1度に20個以上食べたこともあった。それが三十路を過ぎてからあまり食べなくなった。別に嫌いになったわけではない、ただ冬の食材としての「魅力」を感じなくなっただけなのだ。

最近の広島牡蠣のブランド力低下は小学生の目にも明らかである。価格に見合った質で他県に引き離されているのが実情である。地方テレビ局は黒い金をばら撒かれて「広島№1」というような恥ずかしい情報を垂れ流しているが、裏を知っている者には噴飯物である。

岡山県産の牡蠣が広島のそれよりも高い評価を得ているとよく聞く。無作為抽出の両県民100人に目隠しをして食べ比べをさせた場合、どのような結果が出るだろうか。広島、岡山県以外のテレビ局にぜひやってもらいたいものだ(笑)

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関東の友人からの電話

2010年01月02日 | 日記
久々に家族が集まり鍋を囲んだ。贅沢な食材は一つもないが、鍋には生活スタイルの異なる人間を繋ぎ止める不思議な力がある。

力士のような腹をさすり横になっていた時に関東の友人から電話がかかった。この人とはもう何年も前から「年賀状のやり取りは無しにしよう」と決めているのだ。

確かに両面印刷の感情のこもっていない賀状を貰ったところで何の嬉しさもない。こうした生の声を聞き馬鹿話をする方が余程楽しいし有難い。

私達の関係が長続きしているのはお互いの育った文化に理解をある程度示し、入ってはならぬ領域には決して近づかないことにしているからだろう。

親しき仲にも礼儀あり。昔の人は実にうまいことを言ったものである。私はベタベタした糖液のような関係が苦手な男でさらりとした付き合い(関東流)を通してきている。

尊敬できる人間はむしろ県外に多く存在する。関東暮らしも決して無駄ではなかったと今になって思えるのだ(笑)

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ナマコ酢は酒の友

2010年01月02日 | 家飯

12月から晩酌のアテとしているのがナマコである。酢漬けにしておいた安価な青ナマコを薄くスライスして自家製ポン酢をかける。

コリコリ感と磯の香りが強いナマコは左党を喜ばせる。大根おろしと一緒に食べると更においしくなる。

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御節料理で酒を飲む

2010年01月01日 | 家飯

墓参りから帰った私達は御節料理をつつきながら燗酒を飲んだ。私が大晦日に調理したのは海老と干し椎茸であるが、それらの煮汁で炊いたごんぼう(ごぼうのこと)が最も評価が高かった(笑)

我が家の御節は全て手作りで素朴な味である。出来合い物を並べるのはきれいだが、本質(自分達が生かされていること、そして食材への感謝の念)を忘れてはいけないと思う。

体が芯から温もったのは雑煮を3つ平らげてからだった。今朝は相当寒かったのだと思う。皆さんはどのような元旦を過ごされたのだろうか。本年も宜しく!

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初日の出を見る

2010年01月01日 | 日記

まだ暗いうちに家を出た。車のフロントガラスには霜がはっていた。暖気の効果が出てきたのは10分後である。

午前7時になろうとする頃に祖父母の墓所に到着した。線香に火をつけ手を合わせたが、指は棒のようになっていた。

7時15分過ぎ、高台に登りお日様が出るのを待つ。私は満タンの貯水タンクを押さえながら寒さをこらえた。紫雲の上部が赤く燃え始めてからが長かった。27分あたりに周辺に大きな歓声が上がった。

初日の出の瞬間を見たのはこれが始めての経験である。「ご先祖さんのおかげだ」と言って私はかじかむ手に息を吹きかけた。

高台から見た初日の出

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