縁日と香具師という組み合わせは今でも見られるが、現在の商売は随分と変わってきている。大体香ばしい地区に短期間(3日~1週間程度)店舗を構え言葉巧みに高価な器具を売りつける。販売員の面を見ればいかがわしい商売と分かるはずだが、カモは集まってくる。タダの餌を求めて(笑)
香具師はタダ(もしくはそれに近い価格)で菓子などを配ってから徐々に高価な商品の説明に入ってゆく。長い話の後で真っ先に購入に踏み切るのは大抵桜である。気の弱い人や一人暮らしの老人はそれにつられてつい買ってしまうという。
人間の揺れる心理とはまことにおそろしい。とは言っても中にはつわものがいて、タダの物品だけもらって平気な顔でさっさと帰ってしまうのがいる。
幼い頃から汚い泥を舐めることを余儀なくされ身内以外は絶対に信用せず大きくなった連中は無法者よりもはるかに図太くて計算高い(笑)
香具師はタダ(もしくはそれに近い価格)で菓子などを配ってから徐々に高価な商品の説明に入ってゆく。長い話の後で真っ先に購入に踏み切るのは大抵桜である。気の弱い人や一人暮らしの老人はそれにつられてつい買ってしまうという。
人間の揺れる心理とはまことにおそろしい。とは言っても中にはつわものがいて、タダの物品だけもらって平気な顔でさっさと帰ってしまうのがいる。
幼い頃から汚い泥を舐めることを余儀なくされ身内以外は絶対に信用せず大きくなった連中は無法者よりもはるかに図太くて計算高い(笑)
私が小学生の折、校門の前で派手な色に染めたヒヨコを香具師が売っていたものである。小遣いで買えるとあって私達はすぐに飛びついた。ヒヨコはすべて雄で1週間もしないうちに死ぬのだが、私が手に入れたものは間違って大きくなった。
最初の内は珍しいので小まめに餌をやっていたが、次第に餌が雑草や野菜くずに替わっていった。雄鶏は祖父の肩から禿頭に飛び上がって糞を垂れる芸をしばしば見せてくれた。不思議なことに癇癪もちの彼は「ほう、すっきりしたか」と言ってニコニコしていた。鶏は半年近く小屋で暮らした後親戚に預けることになった。
それから私は何度か鶏の様子を見に行っては親に「大きゅーなっとったで」と報告したが、ついにこの世から居なくなったことを知る。親戚が「鶏すき」にしたと聞き私は二度と生き物は飼うまいと決め現在に至っている。
最初の内は珍しいので小まめに餌をやっていたが、次第に餌が雑草や野菜くずに替わっていった。雄鶏は祖父の肩から禿頭に飛び上がって糞を垂れる芸をしばしば見せてくれた。不思議なことに癇癪もちの彼は「ほう、すっきりしたか」と言ってニコニコしていた。鶏は半年近く小屋で暮らした後親戚に預けることになった。
それから私は何度か鶏の様子を見に行っては親に「大きゅーなっとったで」と報告したが、ついにこの世から居なくなったことを知る。親戚が「鶏すき」にしたと聞き私は二度と生き物は飼うまいと決め現在に至っている。
まずは1月9日の産経新聞、花田紀凱さんの週刊誌ウォッチング(242)が秀逸だ。
毎日新聞論説委員Y氏の論文をとり上げて問題点を指摘した上で「時の権力を批判するのが新聞の役目ではなかったのか」と問いかけている。
私もY氏の文章は時々読ませていただいているが、「非常に理解に苦しむ部分」がいくつもある。一回りの年の差で考え方がこうも違うものかと驚く。氏とロックの話でもすれば共感する所は多いのかも知れないが、政治の話は全く別だ(笑)
1月8日の同新聞、オピニオン(eアンケート 私も言いたい)はとりわけ興味深い内容だった。これは夏の参院選に関するアンケートの回答で、60代近辺と30~40代の意見の相違は一読の価値があろう。一番笑ったのが神奈川県・男性会社員(40)の回答である。
「マニュフェストはおいしいモチだけを並べてうさんくさかったが、実態はそれ以上にひどかった」
金美齢さんによる「お灸をすえられるのはむしろ(愚)国民の方」との予言が現実味をおびてきている今、様々な新聞報道とネット上の書き込みからは目が離せそうもない。勢いがある時にだけ人を持ち上げて、駄目になったらさっさと投げ捨てる恥さらしな物書き(新聞記者)が誰であるか長い目で調査する必要があると思う。