天候不順に蝉も戸惑う？

梅雨明けから夏らしい天気は数日続いただけだった。今日は昼までよく降ったので仮眠がとれた。

目を覚ました私はぼんやりと便所で用を足しながら蝉の鳴き声に耳を傾けていたのだが、どこか弱弱しい感じである。例年ならば頭が痛くなるほどの合唱を聴かされている時期にあたる。

「変な天気だな」と思っているのは蝉も一緒なのかもしれない。

若鮎のせごし

体長１０ｃｍ強の若鮎。頭を刎ねられてもまだピクピク動いている。ちょっとばかり「可哀想に」と思ったが、キラキラ光る身を口に運ぶと一気に食欲が回復した。人間とはまことに身勝手な生き物である。

若鮎の骨は軟らかいのが特徴。最初はたで酢で食べて途中からレモン塩に切り替えた。これも悪くない。鮎の味は海の魚と違ってとても繊細である。猛暑日に洗いやせごしをつまみにして酒を飲んだ古人の気持ちがようやく理解できる歳になった。