孟宗だけが筍ではない。孟宗のシーズンが終わると淡竹(ハチク)が美味しくなる。アクが強くてえぐい旨みの孟宗に対して淡竹はどちらも軽い感じ。私はしつこい味の食品(人間もだなw)が苦手なので淡竹の方が好みだ。
掘り立ての淡竹は糠湯がきの必要がないので楽である。さっと茹でてから八方だしで煮て鰹と昆布の旨みを含ませる。油抜きした揚げを入れておかずにするのも良し。

脂ギトギト、香辛料テンコ盛りのドブ汁ラーメンを餌として食らう者には永久に解せない和の世界であろう。旨みの足りないものに味を補うのは当たり前だが、十分に足りているのに更にこれでもかと追加するのは田分け者である。
舌はいたずらに麻痺させるものでなくて日々鍛えるものだ。味覚異常の人間が書いた文章が酷いのは、上っ面に視点を当てるだけで、肝心の核(自分で見つけた問題点や鋭い考察)には触れないから。所詮は時代遅れになった三流評論家の発言の受け売りに過ぎぬ。センス無き独りよがりに家庭の温もりが感じられないのは気の毒だが、同情はしない(笑)
