奥多摩で久々にミドリミツモリスミレ(フモトスミレ× マキノスミレ)を見つけて大興奮だったのですが、
その二日後、奥武蔵の山でさらなる大株を目にすることができたのは、
情報を提供して下さったAさんのお陰、感謝してもしきれませんデス^^
ドキドキしながら登山道を登って行くと、フモトスミレ、フイリフモトスミレ、マキノスミレなどがポツポツ現れ、
否が応でも期待が高まります。そして、行く手に一目でそれと分かる大株が目に飛び込んできました。
開いたばかりの美しいスミレを前に暫し言葉を失いました!
美人13姉妹、どの角度から眺めても非の打ち所がない完璧な姿!!
交雑種ってどうしてこんなに美しいのだろう…
ミドリミツモリスミレ【緑三ツ森菫】
美しいスミレが盗掘者の目にさらされたらひとたまりもないですね!
どうかどうか来年もこの地で生き延びてほしいと強く願うばかりです。
別の尾根でも大株ではないけれど数株のミドリミツモリスミレに出会うことができました。
ミドリミツモリスミレ【緑三ツ森菫】
お次は、花だけでなく葉に斑が入ったミツモリスミレ(フイリフモトスミレ× マキノスミレ)
美しいミドリミツモリスミレがさらにバージョンアップって感じ!!
ミツモリスミレは初めましての出会いです。
図鑑でみるような見事な斑にうっとり…
花色は白地にかすれたような紫色が乗っていてミドリミツモリより淡い色付けでした。
ミツモリスミレ【三ツ森菫】
この一帯はすでに終盤、僅かに咲き残っていた花は一輪だけですが、存在感ありますね!
ミツモリスミレ【三ツ森菫】
しつこいけど…^^;
ミドリミツモリスミレの両親はフモトスミレとマキノスミレ
ミツモリスミレの両親はフイリフモトスミレとマキノスミレ
当然のことながら、近くにはたくさんのご両親様がいらっしゃいましたよ^^
フモトスミレ【麓菫】
フイリフモトスミレ【斑入り麓菫】((斑が少ないタイプ)
フイリフモトスミレ【斑入り麓菫】(完璧な斑入りタイプ)
美しいマキノスミレも大勢いました!
マキノスミレ【牧野菫】
マキノスミレ【牧野菫】
おや、こちらもマキノスミレだと思うのですが、シハイスミレみたいに広幅の葉です。↓
シハイスミレ【(紫背菫】?
そして、この株にいたってはマキノスミレでありながらかすかに斑が入っているように見えます。
もしかして、フイリマキノスミレなんてことはないでしょうね^^;
なんでもありのこの界隈、とにかくすごいです!!
マキノスミレ【牧野菫】(ちょっぴり斑入り)
とにかく、あまりにマキノスミレが多すぎて有り難みが薄れるほど…^^
マキノスミレ【牧野菫】
そして、そして、一番頭を悩ませているのがこの娘さんたちです。↓
ミドリミツモリスミレにしては、フモトの特徴が顕著に出すぎていて、はっきり言って風変わりなスミレといった印象です。
決め手になるようなが画像がないのが痛いところですが、
今のところ、ミツモリスミレの変異節、フモトシハイスミレ(ミツモリスミレ)などが有力です。←あれ、同じこと?
マキノスミレもフモトスミレも変異が多いので、変わり者同志がくっつき、その際、フモトの力がより強かった…
ということでしょうか…う~~ん、書いていながら何だかチンプンカンプン^^;
ご協力下さったNYANさん、宮本さん、てばまるさん、ちしゃ猫さん、アライグマさん、様々なご意見有り難うございました。
ちなみに、10m四方で見られたスミレこんなんでした~!
右端のシハイスミレと思われるスミレだけは100m以上離れた場所で撮影しましたが、
よく探せば、同じ領域なのでシハイスミレも近くにあったかもしれませんね! ↓
※クリックで拡大できます。
フイリフモトスミレ/フモトスミレ/ミツモリスミレ/マキノスミレ/シハイスミレ?
そして、この山には美しいエイザンスミレも多いので、次はこの山で産まれたカワギシスミレなんか見つかるといいな~!
エイザンスミレ【叡山】
この日は、フクシアさんとのバッタリもあり、花好きの二人は花談義に花が咲き、まさに花、花、花の濃い一日でした。
長くなるので、ミツモリスミレもミドリミツモリスミレもごく一部しか載せてませんが、
他にも画像がた~~んとありますので、そのうちHPのスミレのページに載せるつもりです。
さて、いつになることやら…はぁ~~
バッタリのお蔭で一層思い出深い山行になりました。花が詳しいfu-coさんについて行きたかったのですが、車の渋滞が心配で早々に引き上げましたが、その後もスミレに出会えたようで良かったですね。又何処かで遇えるかも知れませんね。
これぞシハイスミレというものがここに存在していればそれほど悩ましくないのですけど・・・
花の形状からはフモトの遺伝子が色濃く出てると推測できますから片親はフモト(フイリも含む)に間違いないでしょう。 葉にも影響出れば幅広の葉になる可能性もありますね。うーん悩ましいです。
時間があれば、もう一度付近をくまなくマキノ、シハイの大調査してみると何かつかめるかもしれませんね。
先日のバッタリは本当に嬉しかったです^^
私たちもあの日は山頂はパスし、フクシアさんに教えて頂いた方向へ引っ張られましたが、お陰さまで大、大、大収穫でした。
フクシアさんに出会わなければ、あっちへは行ってなかったね!と夫とも話していたんですよ^^;
有り難うございました!
また逢える日を楽しみにしています
確かにフモトとマキノは交雑しやすいのかもしれませんね!
今年は奥多摩でも復活してましたので嬉しい限りです♪
でも、昨年はあれだけ探したのにさっぱりでしたので、気象条件によっても変わるのかもしれませんね!
この不明のスミレは来年も出没するでしょうか?ちょっぴり心配ですが、楽しみでもあります。又よろしくお願い致しますm(__)m
ところで悩みますよね。
でも、個々に決定しなければならない訳ではありませんから、それぞれに理解すれば良いのではないでしょうか。
で、(ミドリ)ミツモリスミレとフモトシハイスミレは、親の都合で苗字が変わった子供のようなものです(笑)。
似たような交雑種が出てもおかしくない訳です。
逆に、どちらの親に似るかによって分離するのも当たり前ですよね。
なにしろ、染色体数も同じですから、どっちに似た姿が発現しても不思議はありません。
NYANは地域のよる変異の幅を見るのが楽しみで走り回っているようなものです。
ノジスミレはこうだ!と頭にインプットした後に、南に行くとまるでイメージが違ってビックリしてしまいます。
ましてや交雑種!
むしろ、どこで見ても同じような雰囲気が多いオクタマスミレは奇跡かも知れませんね。
人間でも父親似、母親似ってあるわけなのでスミレだって同じですよね~
先日も霧訪山でフモトシハイスミレとマキノスミレの交雑を見てきたのですが、少し離れただけでお顔も葉も様子が微妙に違っていて「何じゃこりゃ??」の世界でした~(笑)
交雑でなくとも、未熟者なので毎回悩まされながらもスミレにどっぷりハマっています。
これからは標高がどんどん上がっていきますが、スミレ追っかけはまだ暫く続きます。
フイリシハイマキノスミレも数日中にアップしますので、ご覧いただけると嬉しいです
最近、どんなスミレでもまず交雑を疑ってみるようになりましたよ^^;
両親はどちらも小柄なスミレなのに、子供達は発育もよろしく、
両親の良いところを受け継いで、美しいスミレに育っています~。
人間と同じでやっぱりハーフは綺麗!!!なのですね(^_-)-☆
尾根の手前にエイザンが沢山咲いていたと思うのですが、
登山道の反対側にはマキノがいっぱいでしたよね。(同じ側にも少しありましたが)
私もこのあたりにカワギシさんいらっしゃらないかしら~なんて探していたんですよ。
また来年も行きたくなっちゃう素敵な場所ですよね(^_-)-☆
本当にあのハーフさんの美しいことといったら、言葉にならないですね~
その上、斑入りのハーフさんにまで会えたわけですから、盆と正月が一度に来たような嬉しさでしたよん^^
常に先取りの彩さんのお陰で、いいとこ取りをさせていただきました!!
来年はカワギシさんも生産されるかも、ウフフ
今からワクワクで~すね