2007年6月17日(日)
伊豆半島に、万二郎岳と万三郎岳の二つの峰を持つ天城山は、西の登山口天城トンネルと東の天城高原ゴルフ場を縦走することによって、その魅力を発見できるのかもしれません。
しかし、縦走となると交通の便が悪く、東京からの日帰りは無理です。そこで、マイカー登山に多く利用される天城高原ゴルフ場からの一周コースで天城山を目指すことにしました。
自宅を5時に出発、東名高速から真鶴道路、熱海を経て山伏峠から伊豆スカイラインに入り、登山口の天城高原ゴルフ場に着いたのは8時ちょうどでした。
【交通機関】マイカー
【メンバー】夫、たんべぇ
【コース】天城高原ゴルフ場 08:00/08:20 → 万二郎山頂09:15/09:30 →石楠立10:00 →万三郎山頂10:25/10:50 →涸沢分岐11:20 天城高原ゴルフ場12:30
<歩行時間:4時間10分(休憩含)>
登山口には、広く立派なハイカー専用駐車場が整備されています。もちろんトイレも。
さて、日本百名山69座目の天城山に出発です!!
08:20
案内板で確認します。注:案内板は南北が逆転しています
緩やかな登りをゆっくり歩きます。
08:30
登山口から歩くこと10分で分岐です。左に行けば万二郎、右へ行けば万三郎、ここを起点にぐるっと一周します。
「ひとり一石運動」ボッカのお願いと書かれています。
今日は荷物が軽いからと夫は1KGほどの石を見つけてザックにいれました。
余裕のないたんべぇは…少し考えて、直径5cmほど小さめの石を忍ばせました!気持ちですからキモチ
道標はしっかりしています。
ヒメシャラ【姫沙羅】
赤茶色ののきれいな木肌をもつヒメシャラが目立ちます。
ヒメシャラはこんな巨木に成長するのですね~すごいです!
幼木のヒメシャラも沢山あります。
09:15 /09:30
万二朗岳に到着、ここまで55分です。
ボッカに協力した石はここに置きました。
アセビ【馬酔木】のトンネルを抜けて
10:00
万二郎と万三郎の中間点「石楠立」を通過します。
これで「はなだて」とは読めませんよね~
ちなにみ万二郎・万三郎は「ばんじろう・ばんざぶろう」と読むのだと聞いていたのですが、道標の表記は「MANJIROU」と書かれていました。どちらが本当なのでしょうね??
だれかがマジックで、Mに×印をつけてBに訂正してましたね。
こんな案内板がありました。せっかくだから行ってみます。
これがブナの大木です。写真では大きさがわかりにくいので…
わざとらしく横に立って見上げてみます
10:25/10:50
最高峰の万三郎に着きました。
山頂は誰もいないのでベンチでお湯をわかし早めのランチにします。
お店を広げた途端、次々と登山者が到着します。 やっぱり百名山、人気あります。
まっすく進めば八丁池を経て天城トンネルへの縦走路ですが、私たちは右へ曲がり涸沢分岐方面にいきます。
ブナの新緑がきれいです。林床には昨年秋に落ちたブナの実の殻が積もっていました。
こんなに斜めに伸びた大木もあります。これもブナなのでしょか?
いちいちポースを要求されるダンナも大変です
12:20
登山口に戻りました。
この奥に駐車場があります。午前8時ごろは14~5台だった車は3倍ぐらいに増えていました。
【天城山に咲く花】
クルマバツクバネソウ【車葉衝羽根草】
カマツカ【鎌柄】 材が丈夫で鎌の柄に使われたのが名前の由来だそうです。
コナスビ【小茄子】
ハコネシロカネソウ【箱根白金草】 比較的見かける機会の多いツルシロカネソウに比べると、一まわり小さく、葉の感じも少し違います。
タニギキョウ【谷桔梗】 暗い登山道脇でよく見かけます。小さいですが気品があります。
ツクバネウツギ【衝羽根空木】
ヤマツツジ【山躑躅】
サラサドウダン【更紗灯台】 ピークは過ぎていて、ほとんどが釣鐘状の花びらを地面に落としていました。わずかに残ったサラサドウダンを見つけたのに、手ぶれとピンボケです!残念!!
そのほか、ヤマボウシ、ガマズミ、ハコネウツギなどの木の花を多くみかけましたが、
残念ながらアマギシャクナゲはすでに終わっていました。
深い樹木に覆われた天城山、赤茶色のつるんとした木肌が美しいヒメシャラやブナの大木など見ごたえがありました。
それししても、あの大木のヒメシャラに、白いツバキに似た花が咲たら見事でしょうね~?
お名前は、あちこちで存じております。
どうぞよろしくお願いします。
天城や富士山周辺はは私のお庭です。
シャクナゲは最近ダメなんですよ。一番いいところが入れなくなりましたから。
たけさん掲示板のキノコ、私も先日見ました。やはり名前が?です。
これからの梅雨時は、八丁池のモリアオガエルがいいですよ。西側から万三郎(ばんです)までピストンすれば繋がりますよ。
ようやく万三郎岳に立つことができて縦走じゃなくても満足でした。
天城山に登ろうとすると、なぜか家族が病気になり、泣く泣く断念すること2回、嘘みたいなホントの話です!
実に三度目の計画での実現でした、それだけに嬉しさも一入です(^_^)V
細々と営業(?)する「たんべぇ山から」ですが、お暇なときに覗いていただけるとウレシイでっす!!
私も1周年を迎えられるように頑張ります
(しっかり歩いちゃいましたが)
やっと登山道補修されたのですね。
カモシカさん、シャクナゲの道はやっぱり入れないのかしらんん?
ぜぜさんがお呼びですよ~ん!
ここで叫んで届くかな~カモシカさんに…
>やっと登山道補修されたのですね
ど、どこがシャクナゲコースなんだろう?
標識どおり歩いていたら涸沢分岐点の方へ行ってましたよん。
結局、どこが通行止めでどこが補修されているのかわかりましぇん
小さな花はなかなか難しくていつも失敗してますが、どれもとってもきれいです。
知らないお花もいっぱいです~♪
石楠花はキョウマルシャクナゲと聞いてますが、アマギシャクナゲともいうのですね。
ナツツバキの別名はシャラノキでヒメシャラとは違うようですがどうなのでしょう?間違っているかもしれませんが・・・
石楠花コース、私は通行止めになったコースで一度歩いているはずですが(このとき既に荒れているような感じでした)今は新ルートが出来ているのですね。
たしか万三郎(ばんざぶろうだそうです)からぐるりと回れると思いましたが、少し前に行かれた「ここあパパさん」のところにも書かれていますよ(^o^)
http://cocoabreak.blog77.fc2.com/blog-entry-19.html
ありがとうございました
茶色で滑らかな幹肌をもつヒメシャラに対してシャラノキは独特のまだら模様になるのが特徴のようですね~
アマギシャクナゲはキョウマルの変種だとか。
天城山に咲く石楠花はアマギシャナゲで間違いないと思いますが…?
そうそう、ここあパパさんと同じルートでぐるっと回ってきました。あれは新ルートだったのですね!
sanaeさん、また色々教えてくださいね
かなり、つらかった記憶が・・・
せんせーのオニー!と言いながら、歩いた記憶が・・・・
呼び方はずっと、地元の人が「まんじろう・まんざぶろう」と呼んでたから(伊東の人ね)私も疑いもせず、そお呼んでたけど・・・^^;
標識と、地元の人が昔から呼ぶ読み方って違うものがありますよね。愛着とか、いろいろありますよね~。
わたしは3月に登ったので、お花はまったくありませんでした(^^;
たんべぇさんのブログを読んでいると、お花の勉強ができて、ためになります。
今週末もどちらか百名山に行かれてるのかなー?
「まんざぶろう」ですか??
地元のかたがそう呼ばれるのなら間違いないかもしれませんね~
真新しい立派な標識にローマ字でそう書かれていて正直、戸惑っています。
そういえば、屋久島で淀川もヨドガワとヨドゴウと二手の分かれていますね~標識には確かに「YODOGAWA」と書かれているのにガイドブックにはヨドゴウとふりがなが…ほかにもそういったこと、沢山あるのでしょうね!
まぁ、どっちでもいいからひとつに決めてほしいですね~
高校の時に天城縦走ですか!すごい
そこからhiroさん山好きが始まったのかな??
まだ、雪が残っていたのでは?
>お花の勉強ができて、ためになります。
こ、これは注意は必要ですぞ!!
なにしろ、好きというだけで、お勉強は二の次、ゆえに間違いもしばしばでございます
まぁ、いまさら言わなくてもご存知とはおもいますが
こちらこそ、大台ケ原の「たたら」のお話はたいへんためになりましたん