気ままぶらぶら

世間の片隅に住む、おじーさんのブログです。 嫁とのバトル、絵手紙紹介、ランチの紹介などジャンルは無節操。

絵はがき 茅葺(かやぶき)屋根の家 思い出の続き

2021年10月18日 | 昭和・茅葺屋根の家


母から聞いた 子どもの頃(昭和10年頃)の話です
母には二歳上の兄 二歳下の弟がいました
学校が休みに入ると 三人で父母のふるさとに遊びに行ったそうです

朝汽車に乗り 日田彦山線(現)の「宝珠山駅」か「大行司駅」で下車
徒歩で故郷の杷木・松末(ますえ)を目指したようです

今なら車を使えば40分ほどで着く道のりを
子どもの足 しかも途中遊び遊び行くもので
松末に付くのは昼過ぎだった・・・・

ここまでは前回の記事です

当時 子どもが汽車に乗ることはめったに無い時代です
前の晩は汽車に乗れるうれしさで 一睡もできなかったそうです
で 汽車を降りて歩き始めると段々 睡魔が襲いかかります
「もう歩けん」と泣きながら駄々をこね兄を困らせたようです

今 母は認知症 昔のことはほとんど思い出せずにいます
辛うじてこの汽車に乗った話は10年ほど前に聞いていました
ただ調べてみると 昭和10年当時日田彦山線が全面開通していたのかは不明です
開通していないと この話はなかったことになります
母親に確認しても もう思い出せないのです
でも まあいいかなと思っています
仲の良かった母と兄弟
記憶になくなっても 母の心の中にしっかり残っている気がします