先週の新年挨拶の時には厳しい船出であることを伝えた。毎回、厳しい朝礼もどうかと思い、明るい題材を探す。すると、…………あった。
正月に放映されていた間寛平世界一周のことだ。
特別、彼のことが好きなわけではない。彼のことをアスリートでもない普通の人間だと思っている僕は、今回だけは彼に敬意を払っている。
辛い、過酷、死に直面する大変な試練が待ち受けているかもしれない。どうしてそんな無謀(僕にはそう思える)ともいえる挑戦をするのだろう。
そう思ったとき、人間には寿命がある。必ず死ぬ。一度しかない人生。彼の運命は太平洋上で迎えるかもしれないし、いやそうではなく、あと40年あり、大阪で迎えるのかもしれない。
いつかわからないなら、今のうちにやりたいことをやる。そして、まだ生き続けるという信念の基に行動することを彼は選んだ? これが彼の人生の哲学なのだろう。
信念と言えば、我々の仕事にも共通するものがある。広告の力に信念を持たなければならない。そうすれば、必ずやそれが相手に通じ受け入れられるはずだ、と締めた。
また、持ち時間超過。17分。
でも、新年挨拶の時には40分だったから、今日は上出来だ。