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先日、ビックカメラの地下のDPEで、USBメモリーに保存してあったデジカメデータを紙焼きにしてもらう。枚数は約600枚もあり、僕の一か月の給料分くらいのとんでもない金額になった。
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ま、それはいいとして、その帰り際、どこかで見たことのある、覚えのある男が歩いてきた。誰だっけ? どこでだっけ? この顔、確かに知っている顔。
……思い出した。この浅黒い顔、背の低さ、目の鋭さ、――間違いない。
「加藤だ。加藤隆だ、確かにそうだ」心に確信めいて感じる。
もうずいぶん老けてはいたが、彼の特徴はよく覚えていて、ピンとくるものがあったのだ。
もう、ずいぶん古い話だ。小学生のころ僕は中野坂上の近くに住んでいた。今でも仲のよい山本誠ちゃんと彼と三人で、近くにある洞穴によく探検に行ったのだ。
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今から3年位前も偶然だったが、中学時代の友達の薗村が池袋を歩いているのを見つけた。きっとそうだよと思いながらも、間違ったら恥ずかしいと躊躇した挙句声を掛けなかった。でも、頭の中にずーっと残った。すると1年くらい前、また偶然だが彼が僕の前に現れた。彼は気づいていなかった。でも、確信している僕は思い切って声を掛けた。やはりそうだった。中学時代の友達だった。
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そういうことがあったので、その日は思い切って声を掛けた。
「すいません、私、佐藤と申します。間違ったらごめんなさい。加藤さんと違いますか?」
彼は一瞬僕を上から下まで見まわして「冗談言うなよ」と、何故か訝しげに迷惑そうな顔で見返してきた。
「じょうらん、いえ、じょ冗談じゃないですけど、本当は加藤さんでしょう?」
「違う、違う」となぜか彼は強く打ち消した。
「え?……そ、そうですか、すいませんでした」声も体も小さくなっていった。
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