集中すべき時に雑音が入ったりすると、まるで頭に入っていかない。根っから集中力が弱かったのかもしれない。
だから、よく中野図書館や渋谷図書館に行きそこで勉強した。
図書館が一杯だと、渋谷の「ウイーン」「田園」「白鳥」という、今ではありそうもない名前の喫茶店に行った。これは意外と能率があがった。
昨日、チャリンコに乗って5分の駅前のスタバに行った。
気晴らしに、コーヒーでも飲み読書でも……、というのが目的だった。
アイスキャラメルカフェを抱え、やっと見つけたテーブルに座る。
さー、リラックスタイム。さほど深くもないイスに腰掛け本を広げる。
ん? 左側には、ばっちり化粧した女子大学生風の二人が蛍光ペンでマークされたレポートを広げ、ペチャペチャ話をしている ときたま俯き、レポートを書き写す。「うそー、これ見て見て」と一人が携帯を相方に見せて、話が弾む。これで、単位が取れるのだろうか?
「すいません、ちょっと静かにしてもらえませんか」と、ここは図書館じゃないので言えない。
今の若者は、昔と違い栄養もよく、おかげで頭脳の性能も数段アップし、集中しなくても頭の中に入っていく、ようになっているのだろう。
結局集中できずに、15分で席を立つ。