TamonTokyo - 多聞 ブログ

少年サッカーから私立中学受験、そして中高一貫校の生活などを書いていきます。

グレーター東京試案

2004-12-30 | 東京・建築・都市デザイン
ロンドンには10あまりのサッカーのプロのクラブチームがあるのに東京には2つ「しか」無いとか聞きます。その比較は正しいのでしょうか?東京はロンドンの5分の1しかプロサッカー熱が無いということなのでしょうか?そんな疑問からロンドンに比べるに妥当な東京の都市域の定義の試案を作りました。
まず、ここで言うロンドンは、総面積2.5平方キロ、登録人口約3,000人のシティ・オブ・ロンドンではなく、人口約730万人、面積約1,600平方Km(東西南北40km程度)というグレーター・ロンドンを指します。東京23区(特別区)の人口810万人に匹敵しますが、東京は面積では618平方Kmだけなので、大ロンドンと比べられてはかわいそうというか、それだけのスタジアムは持てないのだからチームが少なくて当たり前という広さです。
一方、実態としての東京は通勤電車が発達し他の都市に無いほど遠くから大量の通勤通学人口を中心に吸い寄せています。都市域としてはロンドンより東京の方が広くないと違和感があります。
半径20Km、25Km、30Kmの3つの円を千代田区の皇居付近を中心に描いてみました。
皇居を中心としたのは、ロランバルトが見抜いたように、東京という都市の中心として環状道路が皇居を中心として作られているためです。

半径20Kmの場合、調布市と川崎市が入ることから東京2チームプラス川崎フロンターレの都合3チームが入ります。
半径25Kmの場合、旧浦和市と横浜市のスタジアム周辺がカバーされることで浦和レッズ、横浜Fマリノス、横浜FCと3チームを加え合計6チームが数えられます。
半径30Kmだと、柏市の半分と大宮市が含まれることから、柏レイソル、大宮アルディージャの2チームを加えて合計8チームとなります。

ロンドンと東京の地図を重ね合わせてそれぞれのチームの位置関係はどうなるか興味が湧きました。今後の課題としたいと思います。