読後感

歴史小説、ホラー、エッセイ、競馬本…。いろんなジャンルで、「書評」までいかない読後感を綴ってみます。

星を継ぐもの

2006年04月11日 | SF
                   J.P.ホーガン   創元推理文庫

 太陽系を舞台にした、壮大なSFミステリー。月面で発見された死体は、現代人に間違いないのだが、5万年前に死んでいた。一つの謎の解明が新たな謎を呼んで…。SFでもあり、ミステリーでもある。ただ、最後の謎の答えは確率的に苦しいかも。とにかくラストの1行が素晴らしい。少し頑固な正統派科学者と八方破れのアイディアマンのコンビが、意外な相乗効果と友情を生むってパターンは、『造物主の掟』でも登場する。映画化されたら、コリエルは誰が演る?


〔私の日常から〕
TVで『タイムマシン』の原作者としてH.G.ウェルズが紹介されているのを見た、小学生の娘の一言
「この人もハード・ゲイなの?」


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2 コメント

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はじめまして (小鳥遊)
2006-04-13 01:39:41
コメントありがとうございました。全体的に面白いですけれど、一番はエピローグですよね!

ところで、コリエルは巨人なのでしょうか?一作目では巨人として描かれているんですが、後の二作からではコリエルが何故人間と行動を共にしていたのかがわかりませんでした…。
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ようこそ (たまも)
2006-04-13 10:57:39
訪問有難うございます。

コリエルは、「でかいルナリアン(人類)」で、ガニメデの巨人とは違うとおもいます。冒頭に「巨人」とあるので混乱しますよね。
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