
湘南のとあるサーファーグループに、
セガワという背の低い二十代男が、
近寄ってきた。
サーフィンの初心者で、
デカく決めたいとか意気込んでいた。
サーファーグループのリーダー、マツモトは、
サーフィンは、
波に乗って、
それを感じればいいもんで、
デカく決めるのは、
後のことやと説明してくれた。
けど、
セガワには、
決めることしか頭になかったので、
オオモノの波に乗ることだけ、
ひたすら考えていた。
ある日、
台風が来るので、
サーフィンは危険やと、
サーファーグループは、
海のそばの旅館に一泊して、
台風一過の波に乗ろうと計画していた。
旅館の一室で、
酒宴を楽しんでいたサーファーグループは、
海が凄まじく荒れ出したことに気づき、
早く、
元の海に戻ることを願っていた。
その時、
セガワがいないことに気付いた。
ひょっとしたら😨と不安気に感じていたその時、
いきなり、
窓が割れて、
波しぶきとともに、
ボードに乗ったセガワが突っ込んで来た😱‼️
全員、
愕然としていると、
セガワが起き上がって、
マツモトに、
苦しげに、
「結構な波でございました」と言って、
白眼剥いて、
気絶した😱😱
マツモトたちは、
『窓ガラスを割ったのはわたしです』という、
メモ書きを用意して、
たまたま持ってた朱肉を、
セガワの指に付けて、
指印させ、
セガワの胸元に置いて、
逃げた!!