古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

ピンク・バス       角田光代

2018-02-20 10:44:41 | 角田光代
1993年8月作品。



妊娠したことが分かったサエコの家、に夫の姉実夏子がころがりこんでくる。


妊娠を気持ち悪いといい、サエコはじょじょにおかしくなってゆく。


実夏子はピンクのバスに乗って帰る、という。


サエコは大学生の頃、レゲ郎という浮浪者と行動を共にし、性交もしていた。


ピンクのバスは確かに来た、このあたりから、このはなしは浮浪体験をしている


ときにみている白日夢なのか、わからなくなってくるようにおれっちには思える。



ひとつの幻想小説的な側面もあると僕はおもうのだけれど。



実に不思議な魅力を持った短編である。

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