古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

銀座のカラス (上)(下)     椎名誠

2020-05-09 10:12:49 | 小説の紹介
新潮文庫   1991年

この作品は三部作の第三部を成す作品で、松尾

という23歳の目を通し三人称で描かれている。

プロレタリアートというべき作風はかわらず、仕事

小説というべき側面が強く、よくぞここまで詳細に

描ききったものだ、と思う。おかげでちょっとメンド

ーだなという小説でも読めそうな気になってくる。

実際、シンボ-強くなってきて、諦めていた本など

を読んでみると、あっ、この本も意外と読めるのだ、

と気づくことになった。

いつものメン、沢野さんや木村晋介さんといった、

シーナさん作品においては欠かせないマスター

ピースがここでも暗躍する。

読む順番がマズかったが、一部、二部と読んでい

きたいものだ、と思ったのだった......合掌。























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