古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

詩・海      鶴岡 卓哉

2020-05-13 11:29:51 | 詩・ポエム
名もなき詩集を君に、からの一発目。

海と題された詩です。幻想とリアルが交錯し

一種のカオスの中に紺青のキレイな海が広がって

いるという感じです。その対比ですね。信じることの

強さみたいなことも根底にはあります。

::::::::::::

その青い海はまるで楽園で

そこはハワイのようなところだったが

その海の波頭も白い泡も、その砂粒も

そのビキニの女の足も、滑走するボートも、現実ではない

そんなことには露とも気づかずに

その空を信じていた、海を疑わなかった

だが、それらはただの夢だ

僕の創り出した、仮の住まいなのだ





















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