新潮文庫 昭和59年
ぼくより、一歳下の50歳の吉村氏の弟がガンになって
一年足らずで死んでゆく病気文學である。
日本文学には病気文學というものがあって、ぼくはその
病気話というものがとても好きなのだが、死んでゆく、
となると、ちょっとヘビーだな、と思う。
弟さんの嫁さんにとっても苦行そのものだ、と描いて
ある通り、弟さんは心臓が強く若いせいもあってか、死に
そうになっても、なかなか死なない。本人も辛いが、周りも
辛い。よく看病する方が倒れると聞くが、これは本当に
そうなんだろうなあ、と思う。
ぼくは、残念だが、頭がおかしいが、体は健康で、快調
この上ない。感謝して余りあるのだな、とこの本を読むと
思ってしまった。健康は何よりも大事だ。
(読了日 2023年4・6(木)22:21)
ぼくより、一歳下の50歳の吉村氏の弟がガンになって
一年足らずで死んでゆく病気文學である。
日本文学には病気文學というものがあって、ぼくはその
病気話というものがとても好きなのだが、死んでゆく、
となると、ちょっとヘビーだな、と思う。
弟さんの嫁さんにとっても苦行そのものだ、と描いて
ある通り、弟さんは心臓が強く若いせいもあってか、死に
そうになっても、なかなか死なない。本人も辛いが、周りも
辛い。よく看病する方が倒れると聞くが、これは本当に
そうなんだろうなあ、と思う。
ぼくは、残念だが、頭がおかしいが、体は健康で、快調
この上ない。感謝して余りあるのだな、とこの本を読むと
思ってしまった。健康は何よりも大事だ。
(読了日 2023年4・6(木)22:21)