古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

わたしの渡世日記   高峰秀子

2023-04-23 15:45:33 | 本の紹介
文春文庫   昭和51年

高峰秀子という人をTVやなんかで見たことはない。

が、この本の写真でえらい美人だな、と改めて思い

毛穴のない人だな、というヘンな感想をもった。

戦前、五歳から映画の道に入り、十代の終わりの

戦争が終わるまでを描いている。

黒澤明との切なく短い十五分の青春というのも、

なんだかやる瀬ないなあ、と思う。

うまく行っていれば、黒澤の奥さんになってい

たのかもしれないのに。文化学院にも通ってい

たという。

ハハも文化学院なのだが、その当時から、最先端の

人が通っていたらしい。

高峰秀子とそのお母さんの確執は深みを増していく。

いろんな人に助けられて、人生を泳いで行ったのや

なあ、と思いつつ、まだ、半分なのかあ、長い人生

やなあ。(下巻は諸事情により読んでいない。悪しか

らず)

  (読了日 2023年4・5(水)22:00)

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