古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

日本細末端真実紀行      椎名誠

2020-04-29 14:28:38 | 本の紹介
角川文庫   昭和59年

シーナさんが80年代の渋谷のスペイン坂にウスラ沢野

さんと共に降臨し、なにやらいたすという「渋谷スペイン

通りはハズカシ通り」。

他にも倉敷、八丈島、神戸異人館、飛騨高山などに出没し

実況中継風な切り口で旅して回る。

ひたすら旅というものがお好きなのだなあ、と思う

のだが、80年代というのはきっと日本も日本もそれなり

に旅して楽しかったのだろうなあ、と思うのだ。

そりゃ、シーナさんは文句を放言し尽くしているけれど、

それでも、そういいつつそれを楽しんでもいたと思うのだ。

昭和59年、僕は13歳だった。多感でまさに厨二病まっしぐら

のころの僕にこの本を読ませてやりたかった......合掌。

                  (鶴岡 卓哉)



















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