一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

天山 ……稜線ではヤマトキソウが、散歩道ではクモキリソウが姿を現した……

2019年06月09日 | 天山・彦岳


今日の天気は「晴れ」の予報であったが、
天山山頂に立ってみると、ややガスっていた。


南側の佐賀平野はまったく見えず、
北側の脊振山地方面は、なんとか見ることができた。


ミヤマキリシマはほとんど終わっていたが、
わずかに残っていたミヤマキリシマ越しに脊振山地を望む。


真っ赤なヤマツツジは、所々にまだ残っていた。


モウセンゴケ、


コナスビ、


タツナミソウ、


スイカズラを楽しみながら歩く。


ホソバノヤマハハコは順調に育っている。


嬉しい。


ハンカイソウも葉が茂ってきた。


タンナトリカブトや、


キュウシュウコゴメグサの葉も見ることができた。


新しい道標は、書くのではなく、パネルを貼り付けるだけだったんだね。


彦岳を背景としたこのヤマボウシを楽しみにやってきたのだが、
今年はハズレの年だったようだ。
花が極端に少なかった。


昨年(2018年)の同じ時期(6月10日)の同じヤマボウシの木。


期待していただけに、ちょっとガッカリ。


その代わりと言ってはなんだが、
〈まだかな~〉
と思っていたヤマトキソウが、姿を現していた。


花の部分が米粒くらいの大きさなので、
この時期は、見つけるのがなかなか難しい。


でも、ひとつ見つけると、次々に見つかった。


いいね~


しばし、至福の時間を過ごした。




いつもの場所で、珈琲タイム。


本日の「天山壁」。


この後、散歩道へ。


湿度が高かったから、キノコを多く見かけた。


可愛いナルコユリをパチリ。


ナワシロイチゴの花の色が美しい。


稜線のタツナミソウは弱々しかったが、
散歩道のタツナミソウは元気があった。


散歩道には、モミジウリノキの花がたくさん。


大好きな花なので、嬉しい。


キイチゴも多く、食べながら歩く。


セイヨウノコギリソウや、


色づき始めたヤマアジサイも見ることができた。


昨年見つけた、クモキリソウがたくさん咲く場所へ行ってみる。
まだ開花していなかったが、


今年もたくさん見ることができそうだ。




〈早く咲いてくれないかな~〉
と思いつつ、


ズーム、


もっとズーム。
今日も一日の王になれました~


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