一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

天山 ……キュウシュウコゴメグサ、クモキリソウ、ギボウシなどが咲き始めた……

2024年06月22日 | 天山・彦岳


6月21日(金)

九州北部も梅雨入りをして、雨の日が多くなってきたが、
今日は、「雨のち曇り」の予報だったので、
雨が止んだのを確かめて、天山に向かったのだった。

天川登山口駐車場に着くと、一台の車もなかった。
嬉しい。
今日も静かな山歩きが楽しめそうだ。


出発。


ゆっくり登って行く。




あめ山分岐を通過。


昨日までの雨で、登山道は沢と化している。


樹林帯を抜けると、


爽快な気分になる。


もうすぐ山頂。


天山山頂に到着。


あめ山の彼方には雲海ができていた。




南側にも雲海ができている。


いいね~


稜線散歩へ。


コバギボウシがもう咲いていた。


嬉しい。




水溜りがあちこちにできていて、注意しながら歩いて行く。


天山の稜線でもオカトラノオが咲き始めた。


梅雨入りして、モウセンゴケは元気一杯。


ノギランは開花間近。


天山の稜線での現在の主役は、ヤマトキソウだ。




あちこちで見ることができる。




でも、小さいので、注意して見ないと見つけられない。


ヤマトキソウは恥ずかしがり屋さんなので、
あまり大げさなパフォーマンスはしないのだが、




踊っているヤマトキソウを発見。(笑)
いいね~


ヤマトキソウとノギランのコラボ。


天山の稜線を歩いていると、北アルプスの大日平を思い出す。


キュウシュウコゴメグサを発見。


色が濃い花もあれば、


(黄斑が小さい)色の薄い花もある。


岩場に咲いている花もある。




今日のイチバンは、水滴を付けたこの花。


可愛い。


ハンカイソウは、


大きな蕾を付けていた。


ホソバノヤマハハコも順調に育っている。




カキランも開花間近。




マイサギソウも開花準備を整えていた。




嬉しかったのは、久しぶりに天山でクモキリソウに逢えたこと。


標高の高い天山では遅く咲くので、ちょうど見頃を迎えていた。


天山のクモキリソウは格別だ。




今日は下山するまで誰にも会わなかった。
今日も「一日の王」になれました~

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