一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

天山 ……七曲ルートでミヤマキリシマやヤマツツジやヤマボウシを楽しむ……

2023年05月24日 | 天山・彦岳


5月23日(火)

〈もうそろそろミヤマキリシマが咲いているのではないか……〉
と思い、天山に行ってみることにした。
「ミヤマキリシマを楽しむなら七曲ルート!」
ということで、
約2ヶ月ぶりに七曲峠の登山口から登ることにしたのだった。

出発。


最初の急坂をクリアすると、なだらかな道となる。


この時期、登山道にはタツナミソウがたくさん咲いている。


いいね~


緑のトンネルの中を軽快に歩いて行く。




むせかえるような甘い香りがすると思ったら、
コガクウツギが周囲にたくさん咲いていた。
本州の東海地方以西、四国、九州に分布し、樹高は通常1m - 2mほど。
日本では初夏である5月~7月にかけて白い花をつけ、芳香を放つ。
枝先に散房花序をつけ、両性花と装飾花がいっしょにつく。
花びらに見えるのは装飾花のガクである。


急登が始まる。


しばらく登り、急登は終わったかと思いきや、


再び急登が始まる。(笑)


やがて尾根道へ出て、
再び急登が始まるので、ゆっくり登って行く。


今日は「晴れ」の予報であったが、
雲が多く、時折「陽が差す」程度。


ナルコユリが咲いている。


と、目の前にミヤマキリシマが……
本日最初のミヤマキリシマ。


いいね~




バイカイカリソウも咲いている。


〈ホソバナコバイモがまだ咲いている……〉
と思ったら、ホウチャクソウだった。(笑)


振り返ると、彦岳が見えた。


その後も、ミヤマキリシマや、


ヤマツツジを楽しみながらゆっくり登って行く。


楽しみにしていたヤマボウシの木の前に来ると、
嬉しいことに、たくさんの花をつけていた。


まだ咲き始めで、小さく、真っ白にはなっていないが、


昨年はほとんど花をつけなかったので、嬉しい。


今年は“”当たり年のようだ。


また見に来ようと思う。


稜線に出ると、


花束のような小さなかたまりのミヤマキリシマが点在する。


くじゅうや雲仙のように密集はしていないが、
近くの山でミヤマキリシマを楽しめる幸運に感謝する。


その後も、ミヤマキリシマが次々と現れる。




楽しくて仕方がない。




なんという幸せ。






ミヤコザサという海に浮かぶ、深山霧島という島。








山頂が近くなると、


プチ豪勢なミヤマキリシマが見られるようになる。






ミヤマキリシマに混じって、ヤマツツジも頑張っている。


もうすぐ山頂。


天山山頂に到着。


靄っていて、展望はイマイチ。




しばし休憩の後、来た道を戻り始める。


右手にミヤマキリシマの案内板がある。


復路もミヤマキリシマを楽しみながら歩いて行く。






ヤマツツジと交配したミヤマキリシマも多く、色とりどり。
それが楽しい。




足もとには、
食虫植物のモウセンゴケ、


ヒメハギ、


バイカイカリソウも咲いている。


いつもの場所に立ち寄るが、
強風が吹き荒れていたので、ランチを諦め、


下山開始。


彦岳を見ながら軽快に下って行く。




緑のトンネルを抜け、


登山口近くまで来ると、
フタリシズカを見ることができた。




こちらにも。


今日も「一日の王」になれました~


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