5月23日(火)
〈もうそろそろミヤマキリシマが咲いているのではないか……〉
と思い、天山に行ってみることにした。
「ミヤマキリシマを楽しむなら七曲ルート!」
ということで、
約2ヶ月ぶりに七曲峠の登山口から登ることにしたのだった。
出発。
最初の急坂をクリアすると、なだらかな道となる。
この時期、登山道にはタツナミソウがたくさん咲いている。
いいね~
緑のトンネルの中を軽快に歩いて行く。
むせかえるような甘い香りがすると思ったら、
コガクウツギが周囲にたくさん咲いていた。
本州の東海地方以西、四国、九州に分布し、樹高は通常1m - 2mほど。
日本では初夏である5月~7月にかけて白い花をつけ、芳香を放つ。
枝先に散房花序をつけ、両性花と装飾花がいっしょにつく。
花びらに見えるのは装飾花のガクである。
急登が始まる。
しばらく登り、急登は終わったかと思いきや、
再び急登が始まる。(笑)
やがて尾根道へ出て、
再び急登が始まるので、ゆっくり登って行く。
今日は「晴れ」の予報であったが、
雲が多く、時折「陽が差す」程度。
ナルコユリが咲いている。
と、目の前にミヤマキリシマが……
本日最初のミヤマキリシマ。
いいね~
バイカイカリソウも咲いている。
〈ホソバナコバイモがまだ咲いている……〉
と思ったら、ホウチャクソウだった。(笑)
振り返ると、彦岳が見えた。
その後も、ミヤマキリシマや、
ヤマツツジを楽しみながらゆっくり登って行く。
楽しみにしていたヤマボウシの木の前に来ると、
嬉しいことに、たくさんの花をつけていた。
まだ咲き始めで、小さく、真っ白にはなっていないが、
昨年はほとんど花をつけなかったので、嬉しい。
今年は“”当たり年のようだ。
また見に来ようと思う。
稜線に出ると、
花束のような小さなかたまりのミヤマキリシマが点在する。
くじゅうや雲仙のように密集はしていないが、
近くの山でミヤマキリシマを楽しめる幸運に感謝する。
その後も、ミヤマキリシマが次々と現れる。
楽しくて仕方がない。
なんという幸せ。
ミヤコザサという海に浮かぶ、深山霧島という島。
山頂が近くなると、
プチ豪勢なミヤマキリシマが見られるようになる。
ミヤマキリシマに混じって、ヤマツツジも頑張っている。
もうすぐ山頂。
天山山頂に到着。
靄っていて、展望はイマイチ。
しばし休憩の後、来た道を戻り始める。
右手にミヤマキリシマの案内板がある。
復路もミヤマキリシマを楽しみながら歩いて行く。
ヤマツツジと交配したミヤマキリシマも多く、色とりどり。
それが楽しい。
足もとには、
食虫植物のモウセンゴケ、
ヒメハギ、
バイカイカリソウも咲いている。
いつもの場所に立ち寄るが、
強風が吹き荒れていたので、ランチを諦め、
下山開始。
彦岳を見ながら軽快に下って行く。
緑のトンネルを抜け、
登山口近くまで来ると、
フタリシズカを見ることができた。
こちらにも。
今日も「一日の王」になれました~