ありふれた人生
もう何も考えまい
君が欲しかったものも
僕が欲しかったものも
生きていくことの愚かささえも…
朝の気温は氷点下以下！
すぐにエアコンとガスストーブを点けた
走り出す前までは
凍てつく寒さの割に
調子が良さそうに思えた坐骨神経痛
でも実際にスタートしてみると
いつものショートジョグ7キロさえ
とても無理に思えるほどのヒドい痛み
朝のお散歩中のどこかのオジさんを
追い抜くことすらやっとこで…
よっぽど
すぐに引き返そうかと思ったけど…
でもこの天気
神様から与えられたせっかくのチャンス？
行けるところまで行ってみようと
折れそうな心を鼓舞して…
途中で
無理にスピードを出すのをやめ
超スローに切り替えてみたものの
5キロ過ぎても全然痛みが引かない
いつもなら
5キロも走ればラクになるのに…
そのうち引くだろうと
お尻を指圧しながら呑気に考えていたが…
6キロ過ぎても
7キロ過ぎても
痛みが弱まる気配はなく…
加えてシモヤケの痛みも
坐骨神経痛に同調するかのように
まったく引く気配なし
結局
超スロー運転の15キロLSD
2時間もかけて…
ついに
キロ8分ペースまで陥落？
走り終わるまで
シモヤケも坐骨神経痛もずっと痛いまま…
わかったのは
酷寒だと痛みが引かないことがある？
ということ…
おかげで
シモヤケはついに破れて爆発してしまった
まずは左足の方が…
この調子だと
右足の方もいつ爆発するやら…
坐骨神経痛の方は
走り終えると痛みが弱まり
走る前と同じようになぜか軽くなり…
よくわからん！
ジジイの坐骨神経痛のご機嫌…
シモヤケが破れはしたものの
とりあえずは新年一発目の15キロ完走
超スローのLSDであっても…
そして
きがかりだった体重の件…
走り終わって
いつものように体重計に乗っかると…
不思議と昨日より1.5㎏減って
一昨日と同じ体重に戻り…
たった1日で1.5㎏も増えたあと
またもや1日で1.5㎏も減るなんて…
よくわからん！
ジジイの体重の変化…
つまりは
1日で1.5㎏の増減なんて
簡単にあり得るということか？
そうとしか思えない…
ホントか？
とにかく寒かった
気温だけじゃはかれない寒さ
スタート前の気温3.1℃
氷点下じゃなかったけど
5〜6メートルの風と50%という低い湿度
そのせいで
体感温度はまさに氷点下…
そんな酷寒
時折り小雪舞う中のスロージョグ8キロ
頑張って？根性でやり抜いた！
こんな寒い日は
スタートを決意するまでが大変で
走り始めてしまえばなんてことはない
どんなに寒くっても…
途中で雨が降ろうと
雪が降ろうとと…
というより
大体こんな酷寒の中を
走ろうと思うヤツがバカか？
いや
2023年中の大会を左右するのは
真冬の1月の走りが大事で…
それでもまだ
月間200キロペースには追いつかない
今月もすでに10日ちょうど1/3が過ぎて
50キロに届かないという状況じゃ
今月もかなりキビシイ
実際には10日間のうち
半分の5日しか走ってないから…
って言い訳か？
でもやっぱり無理かもなぁ
ずっと好天が続けば何とかなるけど…
シモヤケや坐骨神経痛もあるし…
何とかなるかなぁ…
そんなことより
走り終わってシャワーを浴びたあとの
体重測定でビックリ！
なんと
昨日よりも1.5キロも増えていた！
1日で1.5キロも増えるなんて
どうゆう現象？
というかどうして？何が原因？
何度も計り直してみたけど
何度計っても同じ結果の1.5キロ増
目をこするばかり…
そういえば昨夜は毎週恒例の
チャラ息子一家たちとの週イチ晩メシ
大量のおせちも食べ飽きたので
霜降り能登牛の焼き肉とスキヤキなど
部屋に匂いが残るのを覚悟の特別メニュー
リビングで換気扇を回しながら
ときには大窓も開けて
空気の入れ替えもしてワイワイと…
ひょっとして食べ過ぎたのか？
もちろん美味しかったのは間違いないけど…
でもお腹がはち切れるほど
食べたわけじゃないし
お酒もそこまで呑んだわけでもない
いくらなんでも
あれくらいで1.5キロも増えるんじゃ…
いつも体重が増えるときは
必ず思い当たるフシがあって
それなりの自覚症状も当然…
そんなときは
お腹が思うようにへこまなくなって…
もちろん身体全体がやや重く感じられ
顔も浮腫み気味に見えて…
なのに
今回は全くそんなこともなく
体重が増えた感覚が微塵もないまま…
むしろ
5日連続で走ったから減ってるはずだと…
それゆえに
体重計を目にしたときの
ジジイのショックは大きくて…
でも体重計は
ウソをつかないよなぁ
何度も計り直したんだし…
年末年始の暴飲暴食が原因ならわかるけど
どうやらそうでもなさそうだし…
1日で1.5キロ増だなんて
まったくわけがわからん！
まぁ
100キロ近くあった10数年前を思えば
たかが1.5キロ増なんて
取るに足らない現象なのかもしれないけど…
単なる一時的な現象で
明日計れば元に戻ってるかもしれないし…
明日も寒そうだけど
お天気は良さそうだから
ちょっと長めの距離でも走ってみようか？
そうすればきっと…
何とかなる？かなぁ…
問題は
シモヤケと坐骨神経痛だな
長めの距離を走るには…
雨が降り出す前に走ろうと
シモヤケと坐骨神経痛の痛みを騙しながら
スタートを切ったものの…
すぐに小雨が当たり出し
止んだり降ったりの繰り返しになったので
昨日と同じ11キロコースの予定を
ショートカットして9キロコースに変更
まぁ
脚の調子もイマイチだったし
昨日から加わった
前腿の筋肉痛もあればこんなもんさ
というより
上出来の部類か？
シモヤケと坐骨神経痛
そして前腿筋肉痛がお供の
ポンコツジジイにとっては…
走り終えてから
無理やり練習用に履いてきたシューズ
もうお役目御免にしようと…
すでに1年くらい履いてきたから
おそらく2,000キロは走ってるはず…
右足のアッパーには穴があいてしまったし
ソールもすり減ってクタビレ過ぎ
クッションもなくなってきて…
2,000キロも走れば十分か？
お疲れさまって労ってあげないと…
明日からは
去年のフルマラソンとハーフ大会に履いた
レース用のシューズを練習用と兼ねて…
マラソンシューズ
これまで何足履いてきただろう？
あらためて数えたことはないけど…
10年以上走ってるから
おそらく10足以上は確実に…
走り始めた頃は薄底が主流だったけど
いまや厚底が当たり前になって…
といっても
名だたるメーカーたちの高価な厚底は
素人ランナーのジジイには猫に小判？
もっぱら安価で一般的なヤツを…
安価といっても一万円前後はするし
年金受給者になったプータロージジイには
決して安くはない
流行りすたりもそれなりにあって…
まぁ一回だけで軽く万札が飛んでいく
独身キャリア女子とのデートに比べれば
全然コスパがいいか？
それでも
Ｔシャツやランニングパンツにキャップ
ソックスにタイツやグローブ
そのほかの小物などもあるし…
大会ごとに必要なエントリー料に
その都度揃える栄養補給剤や
ジョギング中のスポドリなど
そこそこのお金もかかるのが実態…
ランニングって
ほかのスポーツと比べてどうなんだろう？
コスパが良いのか悪いのか？
僕自身は割安だと思って
毎日走り続けているのだが…
まぁそんなことを考えてるくらいなら
タバコをやめればいいんだよなぁ
毎月のタバコ代にいくらかけてるんだよ
まったく…
だいたいタバコを喫ってるランナー
どこにいるんだよ！
ってところか…
昨夜
親戚のオバさんの通夜に顔を出してきた
親戚といっても
普段の付き合いはまったくないから
冠婚葬祭の時にだけ顔を合わせる…
なので
約2年ぶりに
親戚たちと顔を合わせることに…
本来なら
一年前に僕のバアさんが亡くなったときに
顔を合わせるのがスジ？のところ
親戚も呼ばず家族葬で済ませちゃったから…
で…
通夜会場の受付のところで
偶然にも喪主である従兄弟と顔を合わせ…
よお…この度は…
そう言って手を上げ軽く挨拶したのだが…
喪主の従兄弟は僕を見ても
誰だかわからないような怪訝顔…
そりゃそうかもしれない
玄関ホールから入ってきて
目の前に立ちはだかった男
黒色の中折れハットを被って
黒コートに金髪のような
茶髪のようなロン毛姿
若いようで決して若くはない
ましてやマスクで顔を隠していれば…
中折れハットを取ってマスクを外して
○○です…と言うとようやく…
なんだ〜○○さんかぁ
どこの芸能人かと
ロックスターが来たのかと…
そう笑って彼は驚いた様子で…
彼のロックスターという言い方が
ジジくさいというか年代を物語ってて
まぁ似たような年代だから…
ほかの親戚の従兄弟たちも
髪の毛伸ばしてるのか？と
僕を見て目を丸くしながら…
たしかに…
約2年前の某オジさんの葬儀のときは
茶髪だったけど金髪というほどでもなく
それに
まだそんなに長く伸ばしてなかったから…
お通夜は焼香を上げお参りだけして
僕はさっさと先に帰ってきたけれど
彼らの話題に僕の噂が上ったかもしれない
予想外の変貌ぶりに…
白いアゴ髭は知ってたけど
いい歳をしてあんな金髪ロン毛のジジイ
どこにいるんだよ！
親戚中の笑いもんだぜ！
って感じか…
構わないさ
どんな風に思われたって…
もう気にしないさ
ヒトの噂や常識なんて…
好きなように生きるさ
いい歳になっちまったからこそ…
残り少ないんだぜ！
オレたちの人生だって…
もうすぐ死んじまうんだぜ！
今日も朝からお陽様がのぞき
そんなに寒くはなさそうだし…
なので
3日連続のスロージョグへGO！
昨日までの街中10キロコースとは別の
街はずれを回る11キロコースへ…
もちろん勢いのおさまらない
シモヤケと坐骨神経痛をお供に…
コイツらをお供にして
3日連続の10キロジョグは
さすがにキビシ〜ものがあって…
寒いのにすぐに汗が滲み始める
半分は脂汗
痛みを堪えながら走ってるから…
いつもは筋肉痛になることがない
太ももの前が張っているのが
ずいぶんと気にかかる
こんなところが
筋肉痛になるなんて…
脚の運びが悪いのだろう
長い下り坂を走ったときと同じ症状
ブレーキをかけるような走り方？
そんな走り方をしてるに違いない
それだとスピードも出ないし
足首や膝を痛めることになりかねない
といっても
どこが悪いのか
どこを直せばいいのか
素人ランナーのジジイにはわからず…
たぶんシモヤケと坐骨神経痛が
なんらかの影響を及ぼしてるのだろうけど…
いや
去年までは腿前なんて痛くならなかったから
シモヤケが原因か？きっと…
足指先のシモヤケが痛いから
踵から接地してるのかもしれない
ま いいさ
シモヤケが治れば元に戻るだろう
変なクセがつかないうちに
シモヤケを治さないと…
って
ジジイのシモヤケは血の巡りが悪いから
すぐには治らないかも…
そう簡単には…
松の内を過ぎたので
しめ飾りや鏡餅などの片付けを…
（我が地の鏡餅は珍しい紅白2段重ね！）
まだ飾っている家もあるみたいだけど
いつまでも正月気分でいられない
神様も怒らないだろう
時の流れの早い今の世に…
明日は成人の日…
おそらく
実際には前日の今日
成人式が行われたところが多数で…
ただ最近は成人式とは言わないそうな
二十歳の集いとかに名称変更したらしく…
まぁ法律上は
18歳から成人になって
選挙権もあるんだから成人式でもないか？
でもお酒は依然として20歳からで
なんか矛盾してるというか
成人の定義が曖昧なまま…
おクニの考えることはよくわからない
老いぼれジジイには…
もっとも
わからないことを挙げれば
ほかにもたくさんあって
キリがないけど…
でもよく考えると
曖昧なまま
混沌としたままの方が生きやすいのかも…
特に
勘違いも甚だしいポンコツジジイには…
何もかもが
ピチッと決まってたら
生きにくいに決まってる
時速40キロ制限の道路
みんながみんな規則を守ってたら
交通の流れなんか滞るだろうし…
独身キャリア女子とのデートがダメなら
アッ！
それはダメなのか？
やっぱり…
まぁ
もしそんな世の中になったら
ポンコツジジイが呼吸できる場所なんて
なかなか見つからないんだろうなぁ…
そう簡単には…
昨日の天気予報だと
朝から雨だったはずなのに…
だからこそ
走り初めを無事終えたお祝いも兼ねて
晩酌を少し多めに呑んで酔っ払ったのに…
朝の8時くらいから
嘘のように青空が広がるピーカン
ウソだろッ！
少しだけ無理をした昨日の走り初めで
筋肉痛とシモヤケと坐骨神経痛の症状に
どうしようか迷いつつも
この青空を前にして走らないわけには…
筋肉痛とシモヤケで痛む足を
無理やりシューズに押し込み
坐骨神経痛で痛む左臀部を
左拳で押したり揉んだりしてGO！
さすがに
昨日の走り初めほどの脚の軽さはなく
いつもと同じように顔を歪めながら…
4キロ地点で予定の公衆トイレに寄って
本線？の大通りに戻ったとき…
僕と似たようなペースで走る
スロージョグランナーを発見
40代くらいだろうか？
見かけたことのない…
ニット帽を被りネックウォーマーに
ウインドブレーカ…というよりは
かなり厚めの上下の防寒ウェア？
ベンチコートまではいかないけど
防寒対策バッチリの…
僕はとてもじゃないけど
あんなスタイルじゃ走れない
走れないというか
汗っかきのジジイにとっては厚着すぎて
いくらスロージョグでも
少し走ればすぐに汗だくになっちまうから…
薄いペラペラのウインドブレーカなら
毎日でも洗濯できるから大丈夫だけど…
あんな厚着でも汗をかかないのだろうか？
洗濯はどうしてるんだろう？
僕と反対側の歩道を
同じ方向に並行して走る彼のフォームは
リラックスしつつも全く無駄がなく
いかにも走り慣れてる感じ
脚の上がらない老いぼれジジイには
見習うべき綺麗なフォームで
彼にとっては文字どおりスロージョグか…
僕よりちょっぴり早めのペースだが
信号で止まるたびに一緒になり
青になって走り出すと少しだけ差がつく
そんなペースで…
1キロばかり並走？していたが
いつも左に曲がるいくつめかの交差点
直進する彼と別れたが…
変わらないペースで走ってるのは
彼にとってはいわゆるLSDなのだろう
たぶん…
オレだって
筋肉痛とシモヤケと坐骨神経痛さえなければ
キロ7分ペースなら何キロだって走れるさ
そんな
負け惜しみの独り言…
え？バイト？
そうよコレ…
そう言って
彼女はバインダーに挟んだ書類を僕に見せた
あぁ…単発のバイトってヤツだな
コストの良いバイトしてるねぇ〜笑
シャワーを浴びてから
前庭を掃除し始めようとしたとき
見慣れないワゴン車が家の前に停まって…
なんだろうと怪訝に思ってたら
懐かしいショートカット同級生女史が
運転席から笑顔で降りてきた
久しぶりにこの辺を通ったら
アンタが立ってるの見えたから…
なんだよこのクルマ？
こんなクルマ乗ってたっけ？
キャンピングカーというか
いまはスキーに行くときに使ってるのよ
ダンナと一緒に…
バッテリーも積んでて寝泊まりもOK
へぇ〜
まだスキーやってるんだ
この歳になっても…
前期高齢者だぜ？
アンタだって走ってるんでしょ？
おんなじよ！
バイトの都合で
僕の家の近くまでやってきた同級生女史と
積もる話？をし始めると
キリがないくらいで…
隣の空き地を売ったこと
チャラ息子が隣に家を新築したこと
孫守りの日々で忙しいこと
オープンカーの新車を買ったこと
シモヤケや坐骨神経痛で走れないことなど
最近の事情までいろいろと…
よく考えると僕の話だけで
彼女のことはあんまり話題に上らなかった
というか
僕が自分のことばかり喋ってて
彼女のことを訊かなかったからか？
まぁ
それほど興味がなかったこともあるけど
ヒトに事情を尋ねるのは
何をどこまで聞いていいのか注意しないと
聞かれてイヤなこともあるだろうし…
彼女の場合
子どもがいないこともあって…
できなかったのか？
作らなかったのか？
そんなことも知らないし
敢えて知る必要もなく…
そこまで立ち入ることが
許されても許されなくても
余計なことなら聞かない方が…
そんなこんなで
長い時間にわたって彼女と話し続けた
小一時間ほど玄関先で立ちっぱのまま…
本当は
彼女の最近事情も聞いたりして
もう少し話していたかったけど…
彼女には彼女の都合があっただろうし
そんなにヒマでもなさそうに思えて…
別れぎわ…
良かったわ今日は
アンタに会えて…
（え？良かった？）
じゃあね
またね〜
そう言って
大きく手を振りながら
彼女は笑顔でクルマに乗り込んだ
僕も笑顔で
手を振りながら彼女を見送った
まるで若い恋人同士のように…
僕に会えて良かった？のか…
それって
彼女の素直な気持ちの表れなのだろうか？
でも
どんな意味の良かったなんだろう？
僕も良かったとは思うけど
特に言葉にするほどでもなく…
もちろん
彼女に恋愛感情的な想いなど一切ない
子どもの頃から知ってるせいもあるし
単なる仲の良い同級生以外の何ものでもない
いわゆるそんなタイプじゃなくて
時折り姉のような妹のような…
いや
ほとんどが姉のように感じるか？
彼女は僕のこと
どう見てるんだろう？
まぁ僕と同じ想いか？
いまは…
この歳で
いまさら恋愛感情なんて…
と言いつつも
いま僕はこの歳になって独身キャリア女子に
下心？のある恋愛感情たっぷりなわけで…
いくつになっても
恋愛感情の煩悩から逃れられない
老いぼれのエロジジイでしかない
いいじゃないか
恋愛感情の一つや二つくらい
幾つになったって…
60になっても
70になっても
80になっても
生きてる限り…
老いぼれエロジジイの言い訳…
負け惜しみの独り言…
