道しるべの向こう

ありふれた人生 
もう何も考えまい 
君が欲しかったものも 
僕が欲しかったものも 
生きていくことの愚かささえも…

1/7今日のスロージョグ10㎞(負け惜しみの独り言…)

2023-01-07 18:47:00 | 日記

昨日の天気予報だと
朝から雨だったはずなのに…

だからこそ
走り初めを無事終えたお祝いも兼ねて
晩酌を少し多めに呑んで酔っ払ったのに…




朝の8時くらいから
嘘のように青空が広がるピーカン

ウソだろッ!

少しだけ無理をした昨日の走り初めで
筋肉痛とシモヤケと坐骨神経痛の症状に
どうしようか迷いつつも
この青空を前にして走らないわけには…

筋肉痛とシモヤケで痛む足を
無理やりシューズに押し込み
坐骨神経痛で痛む左臀部を
左拳で押したり揉んだりしてGO!

さすがに
昨日の走り初めほどの脚の軽さはなく
いつもと同じように顔を歪めながら…

4キロ地点で予定の公衆トイレに寄って
本線?の大通りに戻ったとき…

僕と似たようなペースで走る
スロージョグランナーを発見

40代くらいだろうか?
見かけたことのない…

ニット帽を被りネックウォーマーに
ウインドブレーカ…というよりは
かなり厚めの上下の防寒ウェア?
ベンチコートまではいかないけど
防寒対策バッチリの…

僕はとてもじゃないけど
あんなスタイルじゃ走れない

走れないというか
汗っかきのジジイにとっては厚着すぎて
いくらスロージョグでも
少し走ればすぐに汗だくになっちまうから…

薄いペラペラのウインドブレーカなら
毎日でも洗濯できるから大丈夫だけど…

あんな厚着でも汗をかかないのだろうか?
洗濯はどうしてるんだろう?

僕と反対側の歩道を
同じ方向に並行して走る彼のフォームは
リラックスしつつも全く無駄がなく
いかにも走り慣れてる感じ

脚の上がらない老いぼれジジイには
見習うべき綺麗なフォームで
彼にとっては文字どおりスロージョグか…

僕よりちょっぴり早めのペースだが
信号で止まるたびに一緒になり
青になって走り出すと少しだけ差がつく
そんなペースで…

1キロばかり並走?していたが
いつも左に曲がるいくつめかの交差点
直進する彼と別れたが…

変わらないペースで走ってるのは
彼にとってはいわゆるLSDなのだろう
たぶん…

キツい登り坂に息を切らしながら
そんな想像を…

オレだって
筋肉痛とシモヤケと坐骨神経痛さえなければ
キロ7分ペースなら何キロだって走れるさ

そんな
負け惜しみの独り言…









え?バイト?

そうよコレ…

そう言って
彼女はバインダーに挟んだ書類を僕に見せた

あぁ…単発のバイトってヤツだな
コストの良いバイトしてるねぇ〜笑


シャワーを浴びてから
前庭を掃除し始めようとしたとき
見慣れないワゴン車が家の前に停まって…

なんだろうと怪訝に思ってたら
懐かしいショートカット同級生女史が
運転席から笑顔で降りてきた


久しぶりにこの辺を通ったら
アンタが立ってるの見えたから…

なんだよこのクルマ?
こんなクルマ乗ってたっけ?

キャンピングカーというか
いまはスキーに行くときに使ってるのよ
ダンナと一緒に…
バッテリーも積んでて寝泊まりもOK

へぇ〜
まだスキーやってるんだ
この歳になっても…
前期高齢者だぜ?

アンタだって走ってるんでしょ?
おんなじよ!


バイトの都合で
僕の家の近くまでやってきた同級生女史と
積もる話?をし始めると
キリがないくらいで…

隣の空き地を売ったこと
チャラ息子が隣に家を新築したこと
孫守りの日々で忙しいこと
オープンカーの新車を買ったこと
シモヤケや坐骨神経痛で走れないことなど
最近の事情までいろいろと…

よく考えると僕の話だけで
彼女のことはあんまり話題に上らなかった

というか
僕が自分のことばかり喋ってて
彼女のことを訊かなかったからか?

まぁ
それほど興味がなかったこともあるけど
ヒトに事情を尋ねるのは
何をどこまで聞いていいのか注意しないと
聞かれてイヤなこともあるだろうし…

彼女の場合
子どもがいないこともあって…

できなかったのか?
作らなかったのか?

そんなことも知らないし
敢えて知る必要もなく…

そこまで立ち入ることが
許されても許されなくても
余計なことなら聞かない方が…


そんなこんなで
長い時間にわたって彼女と話し続けた
小一時間ほど玄関先で立ちっぱのまま…

本当は
彼女の最近事情も聞いたりして
もう少し話していたかったけど…

彼女には彼女の都合があっただろうし
そんなにヒマでもなさそうに思えて…


別れぎわ…

良かったわ今日は
アンタに会えて…

(え?良かった?)

じゃあね
またね〜

そう言って
大きく手を振りながら
彼女は笑顔でクルマに乗り込んだ

僕も笑顔で
手を振りながら彼女を見送った
まるで若い恋人同士のように…

僕に会えて良かった?のか…
それって
彼女の素直な気持ちの表れなのだろうか?

でも
どんな意味の良かったなんだろう?

僕も良かったとは思うけど
特に言葉にするほどでもなく…

もちろん
彼女に恋愛感情的な想いなど一切ない
子どもの頃から知ってるせいもあるし
単なる仲の良い同級生以外の何ものでもない

いわゆるそんなタイプじゃなくて
時折り姉のような妹のような…

いや
ほとんどが姉のように感じるか?

彼女は僕のこと
どう見てるんだろう?

まぁ僕と同じ想いか?
いまは…

この歳で
いまさら恋愛感情なんて…







と言いつつも
いま僕はこの歳になって独身キャリア女子に
下心?のある恋愛感情たっぷりなわけで…

いくつになっても
恋愛感情の煩悩から逃れられない
老いぼれのエロジジイでしかない


いいじゃないか
恋愛感情の一つや二つくらい
幾つになったって…

60になっても
70になっても
80になっても
生きてる限り…

老いぼれエロジジイの言い訳…

負け惜しみの独り言…