ありふれた人生
もう何も考えまい
君が欲しかったものも
僕が欲しかったものも
生きていくことの愚かささえも…
今朝は念のため
いつもどおり午前6時に起床したけど
思ってたとおり初孫くんはお休み
毎週末
日曜日の夜はチャラ息子一家と
我が家で晩ゴハンの食卓を囲むのだが…
その日曜日の昨日の夜
晩ゴハンを食べる直前まで
いつもどおりにハシャイでた初孫くん
急にお腹が痛いと言い出して…
ハシャグのをやめ
うずくまるように丸くなり始めた
顔色を覗くと血の気が引いて
白くなってて…
結局ゴハンには箸をつけず
ゴハンを食べてるチャラ息子やお嫁さんに
小一時間ほど抱かれていたが…
吐きそうな気配を見せたかと思うと
ついに嘔吐
幸いにもその準備はしていたので
食卓は大事に至らずに済んだけど…
で…
一夜明けた今日
お嫁さんが初孫くんを連れて
小児科へ行き診てもらった結果
コロナの方は陰性だったけど
何かのウィルスでもなさそうで…
原因がハッキリしないらしく
それなのに
微熱が続いてるのがチョット不安…
単なる風邪か？
でも食欲も復活して
元気が戻ったらしく
あとは微熱さえ引いてくれれば…
ジジイに出来ること
何もないけど…
明日はスッカリ治ってるだろうか？
ということで
朝から初孫くんの面倒もお休みなので
少しは走ろうと思ったけど…
昨日の日曜日と似たような空模様
小雨が断続的に降り続く…
ただ
気温は昨日より寒く日中も酷寒の4℃以下
案の定シモヤケと坐骨神経痛の大フィーバー
なので
仕方なく？
3日連続の休足日に…
今月も半分過ぎたのに
まだ100キロにも届かない現状
こんなことで
3月のマラソン大会に間に合うか心配
まぁタイムじゃなくて完走が目標だから
そんなに必死になることはないんだけど…
まぁノンビリ構えてればいいか？
歩いてでもゴールさえできれば…
問題は
練習不足よりも
シモヤケと坐骨神経痛だな…
いまジジイに出来ること
ひょっとして休むことか？
アスリートじゃないからなぁ…
昨日が完全休足日だったから
今日は走ろうと思って
割と朝早めに起きたけれど…
昨夜から
寒波が押し寄せて来てるせいか
坐骨神経痛がメッチャ痛み出してて…
エアコンが効いた暖かい部屋に居ても
寒い外気温には敏感に反応する…
そういうことなのだろうか？
シモヤケも
左足の方はやや治まりつつあるものの
右足の方はこれからがピークのようで
坐骨神経痛に負けず劣らず痛くて
とてもシューズを履く気には…
幸い？…というか
昨日の天気予報とは違って
朝からビミョ〜な小雨模様の景色
走るモチベーションも全く上がらず…
なので
2日連続の完全休足日ということに…
だからと言って
こんな意志薄弱でいいのだろうか？
いつもなら
これくらいの小雨くらい
全然平気なのに…
お昼ご飯を早々に済ませ
久しぶりに自室のテレビの前に陣取った
陣取ったといっても
リビングのテレビのチャンネル権は
カミさんのものだから
自室で観るのは僕一人だけの陣取り？
まぁ
それでも自由な僕だけの時間？
それだけで満足…
一年ぶりの皇后杯全国女子駅伝
今年は期待した某有名選手たちが
急遽出なくなって
面白味が半分欠けた思いもしたけど…
新しい宝石？というかニューヒロイン？
前評判の高かった若い選手の
期待どおりの結果も見ることができて
結構な見どころもあったり…
女子中学生15歳なのに
3キロを9分の区間新記録だなんて
いったいどれだけ速いんだよ！
老いぼれジジイが1キロ走ってる間に
3キロ走っちゃうんじゃないかと思うほど…
しかも
脚長でランナースタイル抜群
フォームも綺麗で無駄がない
何より
美形なのがエロジジイのお気に入り
とても15歳には見えない！
名前からして
おそらくハーフなのだろう
身体はそんなに大きくはないけど
日本人離れした体型スタイル
願わくば
早熟すぎてすぐにピークが終わることなく
ゆっくりと息の長い選手として
ずっと活躍してほしいと…
だけど…
そんな期待をしたところで
それより先に死んじゃうかも？
アラ古希のポンコツジジイ…
15歳の女子中学生ランナーか…
伸び盛りなんだろうなぁ〜
何もかも…
僕が15歳の頃
いったい何を考えてただろう？
50年以上も前…
ちょうど高校受験でヒィヒィ言ってた頃か？
同級生の女の子からラブレターもらっても
全然そんな気にはなれなかった頃…
あの頃
まさか自分がこんな歳まで
別の意味でヒィヒィ言いながら
生きていることなんて
全く想像できなかったしなぁ…
誰も想像しないか？
15歳なら…
逆にあと10数年後
80歳になった自分自身を
僕はいま想像できるだろうか？
チョット思い浮かびそうにない
健康なのか
病気で苦しんでるのか
それとも死んじゃってるのか…
まぁ
どれだけ考えても無駄なこと
そんなことなんか考えずに
残された日々を楽しく生きればいいのか？
どうせいま心配したって
どうにかなるもんじゃないし…
そのときは
そのときの…
AirPodsの音楽が不意に止まった
ん？
メールか？
じゃなさそうだ…
ポケットからiPhoneを取り出してみると
覚えのない番号からの着信画像
090…だから誰かの携帯番号
知らない番号
いつもなら
出ないで放っておくのだが…
不覚にも？
なぜか出てしまった
〜○○○○さんですか？
フルネームで僕の名前を確認する女性の声
〜はいそうです
〜わたし○○です
なんだイトコの○○ちゃんか
3〜4歳年下の…
どおりでオバちゃんっぽい声だと思った
〜あぁどうも
この間の葬儀は失礼しました
〜いえいえこちらこそ失礼しました
○○さんから携帯の番号教えて貰って…
彼女は年上の親戚女性の名前を挙げた
〜お渡ししたいものがあるんだけど
いまおウチにいますか？
〜うんいるよ
庭掃除してるよ
〜じゃあ
もう少ししたらお伺いしていい？
〜いいよ
そう答えだけど
ん？彼女って僕の家どこだか知ってたっけ？
まぁたぶん知ってるんだろう
僕個人はほとんど付き合いはなかったけど
死んだバアさんや僕の妹とは昔から
それなりに行き来があったはずだから…
でも僕は彼女の家は知らない
どのあたりなのかくらいしかわからない
訪れたこともないし…
〜この辺も
お母さんがいた頃と全然変わっちゃって
わからなかったわ
〜そうだね
バアさんの離れ壊して息子が新築したし
周りにも何軒か増えて様変わりしたからね
どう？まだ忙しいんだろ？
〜そう！やることがいっぱい！
〜オレも一年前はそうだったから
よくわかるよ
役所とか郵便局とか手続き大変だろ？
〜そうそう
もう少し頑張らないとね
お互い笑顔を交わすものの
日頃ほとんど会話したことがないから
彼女と何を話していいのかわからない
親戚だけど
しょっちゅう顔を合わせてるわけでもなく
冠婚葬祭で親戚のみんなと一緒のときは
むしろ喋る必要もないから…
〜ねぇどうしてそんな長い髪してるの？
〜学生の頃は伸ばしてたんだよ
ずいぶん昔の何十年も前の話だけど…
今は仕事やめたから昔に戻っただけ…
〜そうなんだ…
染めてるの？
〜染めてるっていうか脱色？
白髪と薄毛を誤魔化してるだけ…
みんなからいろいろ言われるけど
もう好きなようにするだけさ
あと何年健康でいられるかわかんないし…
〜そうね…
とりとめのない話
20分ほどしただろうか？
肝心の僕が訊きたかった
彼女のプライベートには全く触れず…
小さい頃から脚が悪くてまともに歩けない
不自由な生活をしていた彼女…
そのせいなのか
これまで結婚もせず…
加えて
彼女の若い頃に
母親が若年性の認知症になってしまい
そんな母親の世話をするだけで
精一杯の暮らし…
父親も
たしか彼女が30代の頃に亡くなって…
今までどんな暮らしをしてきたんだろう？
親戚の誰かに訊けばわかるかもしれないが
あらためて尋ねるのもなんだか…
それに
知ったところで何になるというのか？
それでも…
これからどうやって生きていくんだろう？
独りになって…
60年以上も生きてきたんだから
僕には知らない
彼女の世界があるとは思うけど…
弟が一人いるものの
弟は弟で家族を持ち
実家を出て別に暮らしていて…
いい歳になった姉と弟の関係
日常的に行き来があるのかどうか？
60歳をまわってから始まる
正真正銘の独り暮らし
いまはまだ元気な様子だけど…
まぁ
誰だっておんなじか？
僕自身だって
身の回りにはカミさんやチャラ息子
そして初孫くんがいるけど…
初孫くんがまだ小さいうちは
彼を中心に賑やかな日々が続くだろうが…
あと数年経って大きくなれば
我が家との行き来も減り
寂しい暮らしになってしまうんだろう
実際に
初孫くんがこども園に通うため
我が家で朝夕の面倒を見る前までは
僕とカミさんだけの冷え冷えした
暗い1年間が続いていたから…
家族がいようといまいと…
結局は
誰だって独り…
ただ
独りで年老いていくことが問題か…
初孫くんを送り届けたあと
いつになく痛み止めが効いて
今日は少しマシに走れるだろうと
高を括っていたが…
実際に走り出すと
やっぱりかくれんぼをしていただけなのか
すぐに正体を現した坐骨神経痛のヤツ
ずっと隠れていてくれれば良かったのに…
治らないのは
ひょっとして走りすぎなのか？
いくらスロージョグといえども
先週金曜日の走り初めから8日間連続ラン
平均距離も10キロを超えて…
ペースが上がらないのは
シモヤケや坐骨神経痛だけじゃなく
老いぼれジジイのポンコツボディ
疲労が溜まりすぎ？
そうかも…
たまには休足日を取らないと
ジジイの身体モたないかも…
でもなぁ
走れるときに走っておかないと
いつまた走れなくなるかわからない
真冬の北陸の気候
天気予報じゃ
来週末から⛄️マークがずっと続いてるし…
積もらなければいいんだけど
一旦積もってしまうと
とけるまで何日もかかるだろうし…
3月のマラソン大会まで
あと2ヶ月ちょうどに迫ってるんだ
いくら完走だけが目標とはいえ…
あぁ
悩みどころか…
スロージョグの途中
キツい登り坂にネを上げてると
後方から聞こえてきた爆音
AirPodsで聴いていたTove Loの
ハスキーな美声を簡単に掻き消して
低音の唸り声を覆い被せるように…
ブロォロォォォッ〜！
思わず振り向くと
猛スピードで近づく
真っ白な小さいオープンカー！
そう！
この老いぼれジジイとおんなじ
白のGR…
爆音を立てながら
あっという間に
ポンコツランナーを追い抜いて行った
追い抜きざまにマフラーに目をやると
僕と同じディーラーオプションの
HKSのスポーツマフラーか
ほかの社外のヤツかはわからなかったけど
純正よりも爆音を響かせる…
僕にはカッコよく聞こえたが
クルマに興味のない人たちには
迷惑でしかないんだろうなぁ…
初孫くんが大好きな爆音…
さすがにオープンにはしてなかったけど
走行してる姿もイケてて
あんな風に見えるのかぁ
だけど
老いぼれジジイが運転してるとなれば
普通の常識人なら引くよなぁ
ジジイのくせに非常識なんだよ！
ジジイならジジイらしいクルマに乗れよ！
でもいいんだ引かれても…
残り少ない人生
やりたいことをやらなくちゃ！
いつ始めても遅すぎることはない
何もかも…
ネットで見つけた
誰だか知らない老女の格言？
スゴい説得力があって…
見つけてイタク感動したジジイ
単純かもしれないけど
そのとおりだと…
だから
この歳でも始めたんだ
オープンカーに乗ることも
茶髪やアゴ髭を生やすことも…
そして
独身キャリア女子との老いらくの恋も…
やりたいことをやらなきゃ！
あっという間に人生終わっちゃうよ！
でもなぁ…
オープンカーに乗ったり
茶髪やアゴ髭は自分一人で出来るけど…
一人じゃ出来ないからなぁ〜
老いらくの恋は…
そこが
悩みどころか…
朝イチのネットニュースで知った
敬愛するギター神様ベックの訃報
急に死んじまったのか？
まだ現役で活躍していたはずだと…
78歳という年齢を感じさせない
正体不明というか彼独自のスタイル
ギターテクもファッション感覚も…
僕も
あんなジジイになれればと…
なれるわけないけど…
50年近く前の学生時代
彼のレコードを擦り切れるまで聴いたっけ
大音量のヘッドホンで…
何枚かのアルバムは
まだレコード棚のどこかに
眠ってるはず…
ステレオなんてもうとっくにないから
針を落とすことは無くなったけど…
YouTubeとかで聴こうと思えばいまでも
どころかいつでもどこでも…
ありがたい世の中になったもんだ
あの頃はこんなご時世になるとは
夢にも思ってなかったのに…
若かった頃の心の拠りどころ
あらためて感謝とお礼を込め
合掌…
78歳か…
あと10年ほどだな…
日中はかなりの暖かさになった
だけど走ろうとしたときはまだ寒く…
いつもと同じように
シモヤケと坐骨神経痛をお供に
スロージョグへGO！
昨日は15キロのLSDだったので
今日は通常運転の10キロのスロージョグで…
お供の坐骨神経痛は
昨日よりチョッピリだけマシだったか？
途中の踏切で引っ掛からなければ
もう少し速いペースで走れたのに…
まぁいくら頑張っても五十歩百歩
素人ランナーのポンコツジジイだから…
せめて昔のように走れたらなぁ…
今日
初孫くんをこども園に迎えに行ったとき
クラスメートが大きな声で
○○くんのパパお迎えに来たよ〜と…
チゲ〜よ！
パパじゃなくてジイちゃんだよ〜！
すぐに隣にいた初孫くんのツッコミ…
もう何年も送り迎えしてるのに
いまだにパパと間違えられるって…
まぁ
真っ赤で派手なフーディコートに
スキニーパンツとキャップ姿…
何よりキャップからはみ出た
茶髪というか金髪のロン毛が
パパに見間違えられる原因か？
無論
真っ白なオープンカーでの送り迎えも…
どうして
そんなに若々しいんですか？
一度はデートしてみたい40代で超美人の
園長先生のお世辞はガチに嬉しいけど…
ホントは若々しいんじゃなくて
見かけだけ！
若々しく見せてるだけ！
スキニーパンツも金髪ロン毛も
真っ赤なフーディコートも
オープンカーも
みんなすべて…
よ〜く見れば
紛れもない70歳近いジジイで…
マラソンを走ってるからでしょうか？
坐骨神経痛の痛みを堪えながら
笑顔でそう答えたけど…
超美人の園長先生とデートできる日
ジジイにやってくるだろうか？
（やっぱりエロジジイか？）
（あと10歳若ければなぁ〜）
（アッ独身キャリア女子！）
10年以上も前
走り始める前は
まさか自分がランニングに
こんなにハマるとは思わなかった
第一ランニングをすることさえも…
なのに1回フルマラソンを走っただけで
これほど人生が変わってしまうなんて…
爾来10数年
すっかりランニング中心のジジイの人生
でもここに来て坐骨神経痛に苦しめられ
毎日のジョギングが青息吐息になるのも
当時はまったく思ってもみなかったこと
10年ひと昔という言葉どおり？
10年という期間の長さは
いろいろなことが変わり過ぎるほどの長さ…
良くも
悪くも…
だから…
あと10年経ったときが怖い
というか僕はまだ走れてるだろうか？
それよりもまだ生きてるだろうか？
速いメンバーたちも
いまの僕とおんなじ
60代に突入してるはず…
できれば走っていたい
78になっても…
若かった頃のギター神様の訃報に接した
今日のジジイの想い…
あと10年ばかりは
走り続けていたいと…
せめてあと10年…
