10/10有頂天のゆるジョグ10㎞（後悔するくらいなら…）

今朝も愛車をオープンにして

初孫くんを通学路の途中まで…

オープンにすると

すっかり寒く感じてしまう朝になったが

初孫くんはまだ半袖半ズボンだし

登校中の児童たちも

半々で夏服と冬服の割合だと…

子どもって寒くないのかなぁ？

おそらく寒くないんだろうなぁ

子どもたちの元気な姿に感心しつつ

自宅に戻ってジョグの準備を…

早くしないと雲の間からお陽さまが出てきて

すぐに暑くなっちゃうから…

今日はこの子をお供にして…

実際に走り出してみると

昨日のような疲れはかなり薄れたようで…

さりとて

快調と言えるほどの調子でもなく

何だか中途半端な感じ…

まぁいつものことか？

頑張ったところでどっちつかずの

ゆるジョグから抜け出せるほど速くもなく

漫然と終わっちまうんだろうなと…

思ったとおりに走れるんなら

もっと速くなってるさ

そう思いながら

2キロ手前のちっちゃな美容室付近まで

やってくると…

オープンまでには随分と時間前なのに

キュートな美容師のお姉さんの車が

ちょうど到着したみたいで…

昨日に続き今日も出会えるって

なんてラッキーな…

彼女は走ってる僕の姿を見つけると

運転席からフロントガラス越しに

軽く会釈をしてくれて…

もちろん僕も会釈を返したのだが…

そのまま通り過ぎようとしたものの

いや待てよ！仕事前の彼女に出会えるなんて

こんなチャンスは滅多にないと思い直し

すぐに踵を返して戻った

すいませ〜ん！

一緒に並んで写真撮らせてもらっていい？

勇気をかなり振り絞って

車を降りてきた彼女に声を掛けた

以前に後ろ姿を撮らせて貰ったこともあって

僕が彼女の写真を撮りたいということ

それなりに知ってるはずで…

ええ〜ッ？

ダメよ〜！

顔だけは写されたくないの！

こんなキュートな顔とスタイルしてるのに

どうしてそんなにイヤがるのかと

不思議でしょうがなかったが…

もしかして若かった頃は

かなりの美人だったのかもしれない

だから老けてオバちゃんになってしまった

今の自分が許せなくて？

そんなことかも？

じゃあ顔を隠したままでいいから！と

イヤがる彼女を無理やり説き伏せて…

肩を抱いてもいい？

あ…ハイ…

小柄な彼女と僕をフレーム内におさめるには

撮る角度を上からか下からかにしないと

なかなか上手くは撮れなくて四苦八苦…

だけど

両手で顔を覆ったままのツーショットは

異常というかどう考えてもおかしいだろう…

もし通りかかった知らない人がいたなら

そんな僕たち2人の姿を見てどう思うか？

彼女に何度お願いしても

顔出しはどうしてもイヤそうだったので

それ以上押し切ることは出来なかったけど…

でもよく考えると

たまに出会う素人ランナーの変なジジイに

理由もなくツーショットをせがまれ

嫌々ながらも結局は顔を両手で覆いつつ

撮らせてくれたということは？

ん〜…

彼女の真意ってどこにあるのか…

撮られたくないけど断われない？

どうしてもイヤなら

絶対にダメッとか言って

ツッケンドンに断ればいいのに

ビミョ〜というかわけのわからぬ女心？

これじゃあ

最近流行りの不同意ナントカという犯罪に

簡単にヤられちまうぜ〜

ツーショット写真を撮り終えてから

そういえばこの前ウチの近くにいたよね？と

尋ねると…

何でも用事で近所のお得意さんというか

お客さんのところへ顔を出したらしく…

そのお客さんから

なんと！

僕のことを少しは聞いてるらしく…

○○さんですよね〜と名前までバレて

一瞬ドキッとしたのだが…

ひょっとして

その近所のお客さんから

名前だけじゃなくていろんなこと？

どんな仕事をしていたとか家族関係とか

そんなことまで聞いてるのかもしれない

日課のジョグはもちろんだろうけど…

しかし

なんで僕のことが話題に上るんだ？

どういうこと？

そんな彼女の言葉に

素性がバレて困ったなぁとは思ったけれど

よくよく考えると

そういうことを知ってるからこそ

ツーショット写真を撮らせてくれたのかも？

そうだとすれば災い転じてなんとやら？

これを機に

もっと仲良くなれれば

マジにありがたいんだけどなぁ

彼女とずっと喋ってるわけにもいかないので

御礼を言ってジョグを再開したけれども…

そのあとのジョグは

彼女とのツーショットを撮れたことで

まるで足が地につかないように

有頂天になっちまって…

結局いつもどおりの10キロジョグは

タイムも平均ペースも

お疲れモードの昨日と

ほぼ同じ数値になったけれど…

ちっちゃな美容室のキュートな彼女との

ツーショットや会話の時間を差し引くと

かなり速めに走れたのではないかと…

なにしろ

天に浮くようにも思えるほど

有頂天になってたからなぁ

これまでは

ふと出会ったときに

挨拶の会釈していいのか悪いのか

迷う感じだったけど…

これからは正々堂々と挨拶できるよなぁ

会釈だけじゃなく声もかけたりして…

だけど

もっと仲良くなりたいよなぁ彼女とは…

もっともっと…

彼女とは次の展開があるんだろうか？

というより

次の展開をあらかじめ練っておかなくちゃ…

残された人生短いんだから

コケてもいいから

やりたいことやって行かなくちゃ…

何もせずに

後悔するくらいなら…