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石碑調査(栃木県限定)と拓本等について(瀧澤龍雄)

石碑の調査(栃木県内限定)を拓本を採りながら行っています。所在地などの問い合わせは不可です。投稿は、実名でお願いします。

12月15日に手拓しました画像画像を掲載いたしました

2012年12月20日 | Weblog

 一般の人にとっては関心のない、鹿沼市の碑(いしぶみ)調査一環として手拓しました、栃木県鹿沼市西沢町招魂社にある「青木幸躬大人之碑」の碑文手拓画像を掲載いたしました。
 明治時代に生きた国学者としての青木氏の記念碑で、当地南摩出身です。題額は、当地出身で陸軍大将にまでなった奈良武次、撰文と書は物集(もずめ)高見です。また、石工はこの時代に栃木市を中心にして多くの石造物に名のある松村三瓢です。碑文は、草書体となっていますので今の人には読みにくいかと思いますが、当時の教育事情の一端を垣間見る文章で、またその流麗な書体に魅せられます。
鹿沼市の近世教育史には欠かせない碑文なのですが、今は地元の人を含めてまったく関心をもたれていないのが残念です。こうした人々に、今一度日の光を当てるのも、今の私の大事な役目かと思い、せっせとこの寒さもものともせず手拓してきました。手拓したものから修正を加えて、ここまでするのに丸二日(夜)を要してしまいました。それでも、こうした碑文に出会うと嬉しくて、ついつい夜更かしをしながらの楽しい時間を過ごせました。
 まあ、余り興味はないでしょうが、こんなバカなことをしているとお笑いくださいまして一人でも関心を持ってくださる方がいますことを期待しつつ掲載いたしました。
碑文は、ここをクリック→招魂社に建つ、「青木幸躬大人之碑」の手拓画像。 してご笑覧ください。