石碑調査(栃木県限定)と拓本等について(瀧澤龍雄)

石碑の調査(栃木県内限定)を拓本を採りながら行っています。所在地などの問い合わせは不可です。投稿は、実名でお願いします。

1月30日は、栃木県旧石橋町(現下野市)の石仏巡りでした

2010年01月31日 | Weblog

 栃木県旧石橋町(現・下野市)の石仏調査は、かつて庚申塔や石幢六地蔵調査のために訪れて以来で、約20年ぶりとなる。もちろん、その他の石仏はついでに数10基を調べただけで、ほとんど空白地帯でした。そこで今回は、しばらくぶりにそんな私にとっての空白地域を訪ねるのも悪くはないかと行きましたが、そのほとんどは、個人宅で祀っている家畜塔がほとんど。そして訪れた神社の数は6箇所で、その全ての神社に狛犬があり、合計で8組でした。もちろんその狛犬たちは最も古くて明治時代と言うありさまで、私にとっては全体的に面白くない石仏調査でした。
 こんなことを記すと、佐野市の山口氏の士気を失わせてしまいそうだが…。
それでも慰め的に、時々享保三年銘の地蔵さんや十九夜念仏塔に出会えました。そんな中で、これは多分全国的にも初めてではないかという、神道による祖霊拝詞の最初に出てくる「遠都(トホツ)祖霊」という石塔に出会いました。もっとも、それを目にしても、一般的には何のことか分からないので完全に無視されているのかもしれませんが…。
 もちろん、その意味は広辞苑等にも出ていませんので、理解しろという方が無理です。そんな、私にとってはお宝的な栃木県内での石塔に出会ったので、まあこれ1基をもって今回の石橋町の石仏巡りは大満足と致しましょう。そして次回、また懲りずに石橋町へ入ろうか、それとも毎年恒例の雲竜渓谷へ入ろうかと思っていますが、それは雪山へ入る体力(この頃、急激な体力減退を認識しているので、単独入山に気が重い)と、その時の天候次第と気分次第ということになるでしょう。
 今回は、そんな訳で「遠都祖霊」碑をご覧に入れますので、もしこんな文字塔に出会いましたら関心を持ってください。
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2010年1月23日も足利の継続調査でした

2010年01月25日 | Weblog

 今回で、足利市大前町の庚申山の碑塔調査が終了しました総調査数は161基となりました。その中の純粋なる庚申信仰塔は、155基でした。ついでに、その近くにある薬師堂も訪れ、そこにある碑塔7基も調査して最終的に終了したのは午後1時半でした。それからのんびり昼食として、30分ほど休憩しました。
 その時点でまだ帰宅するには少し早いので、昨年に佐野市の高橋久敬氏にご教示いただいていた、足利市通7丁目の福厳寺さん管理の観音堂へ登り、山道沿いにある庚申塔群を覗いてきました。ここにもたくさんの庚申塔があり、今回はその様子を偵察として訪れたのだが、それでも千庚申塔や「可能恵申」等と記されている庚申塔を10基ばかり調べ、午後も3時半となったのを潮時と下山し、帰宅しました。ここの観音堂庚申塔群調査、一人で行うには少しばかりむなしさが伴うので、やはり佐野市在住の山口氏に、その時はご協力をお願いしようかと思っています。山口さん、その時はよろしくお願いいたします。
 それにしても、やはり150基を超える碑塔の調査には3回も通わなければなりませんでした。そして、拓本も欲しかったのですが、それらは機会を見つけ、もう少し暖かくなってから再度訪れることにいたします。
 掲載しました写真は、そんな庚申山の中段に並んでいる風景です。
 さて、今回で足利市は一応の終了として、次回からは、栃木県内のゲリラ的放浪として各地を適当に訪ねようと思っています。
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1月16日も足利市大前町の庚申塔調査でした

2010年01月17日 | Weblog

 赤城降しの冷たい風がビュウービューと吹く中での石仏調査は、けっこう辛いものを感じつつ、それでも暇で何もしないよりましかとコートを着たままでがんばりました。その成果は大きく、一日で58基も調べることが出来ました。そして残りは12基あまりとなりました。それらは、次回には確実に調査終了で、この足利市大前町庚申山は終了できます。もちろんその後は、銘文の不確かなものの再調査に、写真撮影忘れや良く映っていない碑塔の最撮影に、出来たらお気に入りの碑塔は拓本取りに進みますので、やはりここで一日を使ってしまいそうです。それと、すぐ隣にある薬師堂の碑塔も、これと一緒に再調査して完成させようと思っています。
 それにしても、寒かった。土を掘り起こし、水を使って泥落としに銘文解読のめにまたしても霧吹きで水使用と、たった一日で手はガサガサに荒れてしまいました。それでもここまで来ると、この地の全碑塔が配置図と共に全画像一覧が出来上がりますので、完成後はそれを見て一人で満足できます。そんな訳で、次回(多分今度の土曜日23日)は、風もない温かな日であって欲しいと今から祈っています。
 掲載しました画像は、今回調査の中の面白い庚申塔です。やはり150基を超え数の庚申塔群ともなれば、デザインに凝ったのもあるものです。
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本文内容のテレビをぜひご覧下さい

2010年01月14日 | Weblog
 日本全国の疣(イボ)神様を追いかけている知人から、下記のような案内がきました。しかし、残念ながら我が家にはテレビがないので見られません。是非、これをご覧の皆様には見ていただきたくてご案内いたします。

「イボガミサマ」の取材旅がNHKの「熱中時代」に取り上げて
頂きました。明後日の1月16日、土曜日BS2の夜6.00~6・44と日曜日
BSHiの夜9・00~9.44に放送されます。

http://www.nhk.or.jp/nj-blog/300/33265.html

ついでに、こちらのHP等も参考までに!
「平松皮膚科医院&音訳」 http://hiramatu-hifuka.com
ブログ「いぼとり神様・仏様」 http://ibokami.blog50.fc2.com

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1月の2回の石仏巡り画像を掲載しました

2010年01月12日 | Weblog
遅ればせながら、1月4日と1月9日の足利市石仏巡りで得た画像を、本HPの方へ掲載しました。普通の庚申塔ばかりですが、ご笑覧ください。
それにしても寒い日が続きますね。また明日からは大型寒波が来るとのこと、石仏巡りには泣かせてくれる日々が続きそうです。皆様、風などひかれませようご用心ください。
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2010年1月9日も、結局は足利市へ行きました

2010年01月10日 | Weblog


 わが身の悲しさで、今回から宇都宮周辺の碑塔調査に入るつもりでしたが、結局は当日になって知らぬ間に足利への293号線を走っていました。
 今回は、そんな訳で車の中で今日の行き先を考える始末で、結局は足利市大前町の庚申山へ来てしまいました。ここも、これまで何度も来ていながら、150余基の庚申塔は悉皆調査していませんでしたので、この際に調べてみようと思ってのことです。そしてまず最初に、本日の調査予定の庚申塔配地図作成。この作成に結構時間が掛かってしまい、実際に調査に取り掛かったのは9時半近くになってしまいました。
 それからはいつものように、選定バサミで碑等前の邪魔になる笹や枝を切り払い、次いで下部が埋もれている碑塔は、今日中に終わるだろうと思われる所までスコップで掘り下げる作業。それが終わってから、霧吹き使用で銘文を確認しながら1基づつ丁寧に記録を取る作業です。特に、奉納者の個人名の解読には、その前に碑のどこに刻まれているかと探し、そして浅く刻まれた文字に悩みながら進んでいきました。そんな遅々とした作業のため少しも先へ進めず、これはヤバイと昼食もそこそこに取って、延々と3時半まで続けました。それでも本日確定できた総碑塔の数は過去の分も含めて89基。我ながら良く、ガンバリました!
 腰が立たなくなるほどの疲れを覚えつつ、それでもいくつかの倒れていた碑塔は抱き起こしての作業だったので、年のせいばかりではないと変に自信を持ち、石仏調査に熱中できた本日に大満足でした。もっとも、これだけの数の資料と写真を得てしまったからには、その後処理が大変で、今日10日は昨夜からの続きでその整理にアップアップしています。この作業、今週一杯かかるのだろうと思いつつ、乗りかかった船だから次回も同じく訪問して一気に残りを片付けたいと思っています。ただ、ここにも拓本の欲しい庚申塔があるので、実際にはあと2回は行かなければならないかと思っています。
 掲載画像は、そんな大前町の庚申山にある庚申塔群の一部景色です。
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本年最初の石仏巡り

2010年01月05日 | Weblog

今年最初の石仏巡りは、暮れに佐野市在住の山口氏と一緒に行った足利市の須花庚申塚第二回目調査です。前回は、山口氏の協力もあって、一日で77基を調査できましたが、今回は私一人での調査です。前回未調査として残した庚申塔は60余基。一日で調査するには厳しい数字なので、朝から本気モードになって調査に取り掛かりました。掃除しては下部埋没箇所がある物は掘り起こし、記録を取って写真撮影に加えて1基づつの配置図作成、忙しくもミスのないように気をつけながら調査していって、休みも取らずに熱中したおかげで、午後の3時には全て終了。本日の64基を含めて、この薬師堂にある庚申塔は141基と確定することが出来ました。山の中にこれだけの庚申塔があればさすがに見ごたえ以上に調査のし甲斐がありました。
 これから、時間を見つけておいおいとその調査報告書作成に取り掛かります。それにしても、新年早々に嬉しい成果が生まれました。この調子で、今年一年も楽しく石仏巡りが出来たら最高です。
そうそう、掲載した写真はそんな今回の調査区域の一部分風景です。
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昨年末の石仏巡り記を別HPの方へ掲載

2010年01月02日 | Weblog
 年を越してしまったが、12月26日と30日に行った足利市の石仏巡り報告をいつものように掲載しました。もっとも、12月30日の庚申塚調査は途中までですが、それでも一日で77基も調査できました。新年からは、その後の継続調査として1月中には全容を調査終了したいものと思っています。今年の目標としては、そんな県内の庚申塔群の全容調査にも情熱を傾けたいと思っています。
 今年もご笑覧賜れましたら幸甚です。
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あけましておめでとうございます

2010年01月01日 | Weblog


あけましておめでとうございます

2010年も、毎年のことながら平穏無事に迎えることが出来ました。
今年も昨年以上に心から楽しめる石仏巡りが出来たらと願っています。
※掲載画像の土鈴は佐野市の高橋氏から頂戴したものです。

晦日から先ほどまで、30日に調査した77基の庚申塔画像処理やら記録紙整理に追われて、変な年末年始でした。これからは、未処理のHP掲載用画像処理に入ろうと思っています。本当なら、この長い休みの間に整理しなければならない他の物も山積しているのですが、先が思いやられます。明日2日と3日の二日間では、到底全部を整理できません。その優先順序をつける仕分け作業が先のようです。何しろ4日には、30日の調査を再開しに足利へ初石仏巡りに行こうと狙っていますので…。
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