石碑調査(栃木県限定)と拓本等について(瀧澤龍雄)

石碑の調査(栃木県内限定)を拓本を採りながら行っています。所在地などの問い合わせは不可です。投稿は、実名でお願いします。

今回の佐野市田沼地区の千躰庚申山調査は…

2020年06月21日 | Weblog

今回は、佐野市在住の高橋氏と一緒の調査?、実際は一日中竹藪の刈り払いで庚申塔の調査を前回に続いて一基もしませんでしたが、その結果ようやく庚申山の最終到達点手前まで進みました。一気に最終地点までの竹やぶ切り開きをやってしまおうかとも思ったのですが、私の相棒のもう一人である佐野市在住の山口氏が、年に一度の泊りがけ健康診断ということで参加できなかったので、その山口氏の参加できそうな次回まで繰り延べることにしました。その余った時間で、今日の最後の作業として今回調査のための最終前進基地作りに大汗をかきました。しかし、今回の前進基地は今までと違って奥行きが何倍も深いので、とにかく涼風が吹き込めば満足として、竹藪と共に緑の葉を広げて空を覆い涼風の侵入を阻害している繁茂した、太い樹木も伐採して風が吹き抜けるようにしました。快適快適!これで前回にこのブログで紹介した前進基地とはおさらばで、次回からはここへ移動して新設なったこの場所に荷物を置き、かつ汗だらけの体を休める絶好の休憩場所となります。
さて、下の写真は、今回の竹藪切り開き開始前のものです。この写真は参道?北側の風景なので竹が少ない状態です、地面に次々と倒れ伏している庚申塔が5基あるのがわかるでしょうか。今日は、この北側が私の仕事領域です。左端に見える竹藪の密生している南側が、高橋氏の担当場所です。しかも、この南側の竹やぶの中には埋もれた庚申塔を含めて沢山あり、1メートル進むのに私の五倍くらい作業時間が掛かります。※ここを切り開いたあとの写真を撮り忘れました。何しろ先を急ぎますので…(笑)。

次の写真は、そんな南側の竹藪の中に見える半ば埋もれた姿の庚申塔です。そして二枚目は、その竹を刈り払い後に掘り起こした全景写真です。これを一基づつ調査していたのでは少しも先へ進まないので、そのまま放置して先へ進むための竹藪刈り払いです。そして後日に、こられの庚申塔調査のための記録取りと写真撮影担当の私は、その数の多さにこのような竹藪刈りと何ら変わらぬ大汗をかいての作業に入るわけです。まあ、いずれにしてもこれで今年2月から続けてきた千躰庚申山の基礎作業も最終コーナーへと移りました。次回土曜日は、3人揃っての一応の作業完了を祝いたいと思っています。

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愈々、佳境に入った庚申山調査報告

2020年06月16日 | Weblog

土曜、日曜と天候が悪く、今回は昨日の月曜日に佐野市閑馬の庚申山へ出かけました。今回は、佐野市中心部では35度を超える猛暑日だったというが、私の目的地は爽やかな夏風ぜが吹く場所だけに快適です。それでも流石に夏。相変わらずの竹やぶ刈りの作業になれば流れ出る汗です。そこで今回は、1時間作業をしたら最低15分は休むことにしました。この繰り返しで、昼食時間だけは1時間の大休憩を取ったが、後は順調に午後4時まで作業を続けることが出来ました。そして今回は、この庚申山の調査を始めてから初めて1基の庚申塔も調査内容を記録せずに、ひたすら竹藪を切り開き、庚申塔を見つけるだけの前作業に徹しました。従って、未調査の庚申塔確認だけで優に50基以上を見つけました。次回は、これだけの記録内容記入と写真撮影だけで1日が終わりそうです。
今回は、その代わりと言っては変ですが、その作業中に見つけ出した庚申塔風景やら、その前の作業風景等の写真等を休憩時間に撮ってきましたのでそれらをご紹介しましょう。

始めに、今回の調査のための最前基地として南風が入るように整地した場所の風景写真です。もちろん、このような風景になる前は、南側は背の高いシノ竹等が鬱蒼と茂り、人家はもちろん、空さえも見えないような薄暗い場所でしたが、それらを時間をかけて最前基地として荷物を置く場所以上に、疲れたら一休みする場所、昼食時には昼寝出来るような場所として整地したわけです。当然、南からの風は全てここに集まるような感覚で作りましたので佇むだけなら、市街地の猛暑が信じられない涼しい場所となっています。もちろんそこに並んでいる庚申塔は、参道南側から見つかった庚申塔を調査・撮影後にそのままの場所へ綺麗に並べたものです。もちろん並べて建立仕直したのは、私が記録と写真を撮るのが遅いと追い立てる山口氏の担当です。

次は、前回に竹藪切り払いが終えた最終地点からこれから始める、西側へ向かう参道を眺めた風景です。正面に竹藪が立ちふさがる所から今回は開始するのですが、特に参道半分の南側は密生した竹藪となっています。その竹藪の中に、或るものは倒壊し、また頭だけ出し、そしてひどいのは全身を土中に埋もれた庚申塔を鉄棒を地面に刺し歩いて探し出し、掘り起こすのですが、今回はその前作業となる竹藪だけの切り払いに徹することにしました。1時間で4メートルも進めば上出来ですが、それもこれもこの写真の手前左側に見える庚申塔(わかりますよネ)のように、切り払いをしていくとその中から庚申塔が出てくる楽しみに魅せられて止められなくなるのです。ちなみに、右側は前回に少しだけ同行者の山口氏が余った最後の時間を利用して整理してくれました。

次の写真は、そんな竹藪から姿を見せている2基の庚申塔。その庚申塔を横目に、とにかく竹の切り払いに専念して西へ西へと少しずつ進むだけの今日の作業です。そうすると今度は、2枚目の写真にあるように、面白い形をした川原石の庚申塔を含めて3基が現れました。いつもなら、こういう庚申塔を見つけると、その「庚申」の文字を刻んで奉納するに相応しい、面白い形の川原石を見つけた人の「してやったり!」という自慢顔を想像して暫く眺めやるのですが、今日はとにかく先が長い。調査の時には、じっくりと眺めることにして、とにかく竹を切り払うことに専念する。そんな、作業と休憩を繰り返して早くも午後の4時になってしまう。そんな頑張りがあって、今日は間違いなく前回よりも約20メートルは先に進んだことになるとほくそ笑む。

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先週6月6日に調査した庚申塔の一部紹介

2020年06月10日 | Weblog

前回はいつもの相棒、山口氏に我らが長老、高橋氏を交えた三人での庚申山調査です。相変わらず、午前中から竹やぶの切り払いが主な仕事になったのは言うまでもありません。夕方(雷雨が来そうな気配なので)早めに撤収しましたが、それでも29基の新たな庚申塔を調査できました。次回は、そんな竹藪の中に散乱、或いは埋もれている現地写真を撮ってきてお見せしようかとも思っています。なんとか今回で、この庚申山の調査済み庚申塔の総数は676基になりました。当初の予定では600基あれば上出来だと思ったのですが、どうやらこれで700基の大台庚申塔が確実になりそうです。そんな発掘現場の竹藪刈も、あと4~5回で終わりそうです。私としては6月中に終わるとみているのですが,慎重派の山口氏は7月一杯はかかるだろうと言う。このくそ暑い真夏の作業が続くかと思うとウンザリしますが、それはそれで三人で楽しく過ごす一日は何物にも代えられない貴重な日々だと思っています。次回、定例の土曜日から日曜に変更しての調査日(多分、雨で延期となるでしょが)には、どれほどの進捗があるか楽しみです。
それではそんな、庚申塔調査の成果の一部を御笑覧下さい。ちなみに、ここへ掲載した庚申塔の一基一基は、全て竹藪の中に倒壊或いは半ば埋まり、或るものは金属棒で地中を刺して埋まっている庚申塔を探し当てては、大汗をかきながら掘り出したものばかりです。それらを一基づつ水洗いしてから記録を取り、写真を撮って、最後に参詣道の両側に再度並べ立てた物ばかりです。

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いや~あ、サボりました!今年2月以来の庚申塔群調査報告です。

2020年06月01日 | Weblog

ブログは一度掲載継続をサボると、毎週サボってしまうことが今回は自分の身を通して実感しました。そんなわけで、コロナ騒ぎもひと段落終わったようなので、私もその気になってブログ掲載を再開することにしました。

その最初は、何といっても庚申塔群調査の、その後ですよね。もちろん、原則として毎週一度は必ず調査を行っていました。そんなこんなで、先週土曜日に32基を記録したので、庚申山に於ける調査済み庚申塔の総数は、647基になりました。一口で、647基と言いますが、これをご覧の皆様の市町村全体で、庚申塔は何基ありますか?おそらく、647基という数ほど私の町には無い。ということになるでしょう。それが、当地ではたった一か所で647基もあるのです。しかもまだ調査は終えていないのです。
多分、当地栃木県佐野市閑馬の千躰庚申山に奉納された庚申塔の数は日本一の最多庚申塔群でしょう。いや、私の町には一か所でもっと多い庚申塔群があるという方は是非のご連絡を下さい。
そんな庚申塔の並ぶ風景の一部を下に掲載しました。御笑覧あれ。

これらの庚申塔は、その殆どが倒壊していて半ば土中に埋もれていたものをスコップで掘り出して綺麗に掃除してから記録と写真を撮ってから、一基づつ並べたものです。決して、他所から集めてきた庚申塔ではなく、現地の地面にある庚申塔だけを並べたものです。当然、あちこちにこのような風景はたくさんあります。この区間だけで30数基の庚申塔があります。これらの庚申塔を掘り出し、並べた後にまた倒れないように土台を補強しながら立てたのは、この時から強力な協力者となってくれる佐野市在住の山口氏です。それでなくても忙しいご身分を、私の見るに堪えない現状を理解して協力してくています。感謝感激ですと、この場を借りて少しヨイショしておきましょう(笑)。

これも同様ですが、少し拡大した写真です。
これらの庚申塔調査は、最初に庚申塔の散らばっている個所の竹やぶの狩り払い、それから中程度の樹木が庚申塔の上に茂っている場合は、その樹木の伐採作業。ここまでで疲れてしまいますが、これからが本番でまずはどの辺に埋まった庚申塔があるかの調査。その庚申塔所在の全体像が分かってから、庚申塔の掘り起しです。当然、掘り起し中に、その土中から更に別の庚申塔が埋まっているのを発見することは常の事です。次は、土中に埋まっていたり倒壊していた庚申塔だから、泥に汚れていて「庚申」の文字さえ読めないのはザラのことで、それを綺麗に水洗いしてから、記録用紙にデータ記載と一基ごとの写真撮影です。こうしてこの程度の庚申塔調査は、朝8時半から始まって夕方3時半まで行って、一日に調査できる数は平均で30基です。先週などの私の調査できた距離はわずか5メートルでした。現在は、私にとっての神様のような存在の佐野市在住の山口氏が、毎回一緒になって調査作業をしてくれているので、何とか前回は32基を調べることが出来たのが現状で、私一人で調査したら前回は恐らく10基が上出来という有様でした。

この写真が、現場写真をリアルに撮ったものです。最初にも記しましたように、この作業を延々と続けてようやく647基の庚申塔調査が終っただけで、前述の山口氏の予想ではまだまだ、あと100基以上は頭の見える倒壊庚申塔の数からしてあるだろうという。何が面白くて楽しくて、毎週ここへ通いつづけているのか、自分でも分からない私たち。それこそ、コロナ騒ぎに巻き込まれることもなく毎週元気いっぱい、そして調査の終えた夕方は疲れでガックリの一日を過ごしています。次回は、この庚申塔群最悪の現地報告(しかも最終コーナーに近づいてきた)をいたしましょう。一日かけて、5メートル前進の何時になったら最終地点にたどり着けるやらの最新情報を!。それこそ、庚申塔調査のボランティアを募集したい気分ですが、これがまた二人にとっては楽しい一日の過ごし方なのだからと、笑いあっている私たちです。

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