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快気分析

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自然災害 仕組みとアプローチ -  熊本地震と分岐断層 その2

2016-05-28 08:01:05 | 地震 津波
 5月27日の当ブログ記事の中で「それで近いエリアの独立した別断層と繋がってしまうような新たな分岐断層(連結断層)」と書きましたが、もう少し可能性を広げれば連結断層に限らないのかも知れません。
 「そのエリアを含む地殻の動き、分布はそれまでと全く同じなのか?」と言えば、それはNOであって、全く同じ動き、力である可能性は小さいはずです。
 一つの動きのまとまりであってもそうなのですから、「隣接する別の動きのまとまりとの相対的力の方向や大きさが以前と全く同じと言う事はやはり可能性としては小さい」と言えるわけで、そうすると「新たな方向の断層を発生させる可能性は少なくない」となり、その場合は「それまであった断層、特に活断層が出発点になる事も多いはず」と筆者には思えます。
 そもそも断層とは「それまでズレていなかった、或いは暫くズレていなかったものがズレるから断層と言う地層になるのであり、常時無段階にズレていれば断層の地層にはならないのです。
 「一度動いた事がある断層が再度動くと言う事は多いのでしょうが、必ずしもそうではなく、それまで断層でも何でも無かった所にそれまでに無かったせん断力がかかり、新たな断層が発生する、と言う事も多いからこそ日本、世界には断層が多数ある」、と言う事なのではないでしょうか。
 ましてや既に断層が発生してしまった場所、或いは中央構造線など断層が発生しやすい広域エリアでは「突っかえ棒の交代理論」から考えても、「当然の如く新たな断層は発生しやすい」、と言う事になると思うのです。


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