快気分析

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仕組みとアプローチ -  長篠の戦いで武田勢を分断させる工夫が更に有ったと思われる点

2020-01-12 21:56:18 | 明智光秀
 長篠の戦いでは織田・徳川勢が馬防柵を設置しましたが、これが武田勢を分断させる効果を持っていたと考えられる点が有るので記事にしてみました。
 通常、騎馬隊と歩兵は連携する事が多いのですが、この馬防柵が有った為、騎馬隊は迂回しなければ織田・徳川勢に接近できません。
 一方、歩兵はこの馬防柵なら潜り抜ける事はできたはずで、おそらく武田勢は「騎馬隊の速度なら迂回しても馬防柵を潜り抜けて近道する歩兵に追いつく事ができるだろう」、と考えたのではないでしょうか。
 それでこの馬防柵とその近辺では騎馬隊と歩兵が分断される事になり、そこを織田・徳川勢は狙って攻撃したのだろうと思われます。
 歩兵と騎馬隊が連携できない時間帯が有ると戦力としてはかなり弱体化する事が多いはずです。
 信長ら織田勢はそのあたりを考えてワザと馬防柵の間隔を人だけが通れる程度に空けたのではないでしょうか。
 仮にそうである場合、これも「武田勢を分断状態にする罠」だった事になります。
 本当に歩兵までも通れないようにするなら、もっと馬防柵の隙間を狭くしたり、竹を組んだりしたはずなのにそうではなかったようなのは、こうした理由だったと考えています。

仕組みとアプローチ -  釣り野伏と同様な仕組みが複数使われていたと考えられる長篠の戦い

2020-01-12 10:47:25 | 明智光秀
 サブタイトルの通り、長篠の戦いでは釣り野伏と同様な仕組みが複数使われていたと考えています。
 一つは鳶ヶ巣山攻防戦で危機を演出した織田勢の「お芝居」で武田勢が数千の兵をそこへ残す事になってしまった言う事、もう一つは織田勢が主力部隊と丸山砦に陣を敷いていた佐久間信盛の部隊が退却戦をした連携、です。
 これだけ武田勢の兵力が分断、分散されれてしまうとやはり長篠の戦いで武田勢が勝つのは無理だった、と言う事なのでしょう。