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快気分析

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自然災害 仕組みとアプローチ -  熊本地震 分岐断層とも考えられる所

2016-04-24 10:07:29 | 地震 津波
 今回の熊本地震ですが、4月14日のM6.5、震度7の地震の後に4月16日のM7.0、震度7の地震が発生しました。
 筆者も4月16日のM7.0の地震が本震かと後になって思うようになりましたが、これは解釈が難しいと思います。
 震源は4月14日は日奈久断層帯、4月16日の方は布田川断層帯のようですが、「布田川断層帯と日奈久断層帯と繋がっていない」と解釈すれば、両者は「別物の地震が連鎖した」と見る事ができます。
 仮に布田川断層帯と日奈久断層帯と繋がっていると解釈すれば、日奈久断層帯と布田川断層帯に分岐していないエリアは布田川断層帯ではなく、日奈久布田川分岐前断層帯と言う別物と見る事もできます。
 逆に仮に布田川断層帯と日奈久断層帯と繋がっていると解釈し、「日奈久断層帯と布田川断層帯を一体物」と見る事もできます。
 この場合は確かに4月14日の方は前震、4月16日の方が本震と見られます。
 そもそも布田川断層帯と日奈久断層帯と繋がっていいないように見えても、実は地下深くでは繋がっているか、良くわかりません。
 筆者は断層の正体が何だかよく把握しきれていないので、判断が難しいです。
 この例に限らず、国内、もしかして海外でもこうしたパターンで、実際は繋がっている分岐断層帯なのかどうか良くわからない、曖昧なものが、実は多いのではないでしょうか。
 そうすると、今回の例に限らず、次のようなリスクを想定した方が良い、と言う事になります。
 「(無論、分岐でない独立した断層同士の連鎖もゼロではないのですが、)一つの断層から分岐している可能性のある名称の異なる断層帯では、例え横ずれ断層型地震であっても、最初の大きい地震を上回る地震が後で発生する確率が、分岐でない独立した断層帯での連鎖地震の発生より確率は(100%ではないにしても)有意な差で高い事が多い。そしてこの場合、前地震と本震と呼ぶのか、連鎖地震と呼ぶのかの判断は難しい。」