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快気分析

何か快適な気分になれるような記事にしたいです。

仕組みとアプローチ -  続 地球の内部で何か異変が起きているのか?

2023-06-17 13:28:31 | 火山 地震 津波 
 前回記事の続きです。
 私がそんな疑問を持つのは次のデータを見た時です。
 Mw7以上、震源の深さ150km以深の地震についてEMSCで調べて見ると次の通りです。

引用開始(一部抜粋)

https://www.emsc-csem.org/Earthquake/?filter=yes

Depth Mw
2023-06-15 18:06:27.8  23.02 S 177.16 W 160 7.2 フィジー諸島南部
2023-05-10 16:02:00.1  15.58 S 174.60 W 200 7.6 トンガ
2023-04-14 09:55:48.3   6.00 S 112.06 E 633 7.0 ジャワ島, インドネシア
2022-11-12 07:09:14.5  20.14 S 178.32 W 591 7.0 フィジー地域
2022-11-09 09:51:03.5  26.12 S 178.34 E 651 7.0 フィジー諸島南部
2022-05-26 12:02:19.2  14.85 S 70.23 W 210 7.2 ペルー南部
2021-12-29 18:25:52.4   7.53 S 127.57 E 170 7.3 ケプラウアン・バラット・ダヤ(インドネシア)
2021-10-02 06:29:18.5  21.10 S 174.91 E 537 7.3 バヌアツ地域
2019-06-24 02:53:40.1  6.42 S 129.18 E 214 7.3 バンダ海
2019-03-01 08:50:44.2  14.80 S 70.09 W 286 7.0 ペルー南部
2018-12-11 02:26:30.6  58.65 S 26.44 W 150 7.1 サウスサンドウィッチ諸島地域
2018-09-06 15:49:15.6  18.46 S 179.35 E 627 7.8 フィジー
2018-08-24 09:04:08.9 11.09 S 70.86 W 651 7.1 ペルーとブラジルの国境地域
2018-08-19 00:19:37.3 18.13 S 178.14 W 558 8.2 フィジー地域
2017-01-22 04:30:23.8   6.20 S 155.10 E 150 7.9 ブーゲンビル地域、ペンシルベニア州
2017-01-10 06:13:47.9   4.48 N 122.59 E 630 7.3 セレベス海
2016-07-29 21:18:30.2  18.58 N 145.51 E 267 7.7 異教徒登録、北マリアナ諸島

引用終了
 
 と言うわけで2017年1月10日を最後にもう6年5カ月以上も北半球で該当する地震が発生していません。
 更にセレベス海と言う赤道エリアを除けば、最後に北半球で発生したのは2016年7月29日(UTC)に発生した北マリアナ諸島の地震です。
 これだともうもう7年近くの空白期となります。
 北半球でプレートの動きが鈍っているのでしょうか? それともそれ以外の要因でも有るのでしょうか?
 或いは地球の内部で何か異変が起きているのでしょうか? それともただの偶然なのでしょうか?
 疑問は尽きません。
 

仕組みとアプローチ -  フィジー諸島南部でMw7.2の地震発生

2023-06-16 07:16:51 | 火山 地震 津波 
 先程、フィジー諸島南部でMw7.2の地震が発生しました。
 EMSCデータでは次の通りです。

引用開始(一部抜粋)

https://www.emsc-csem.org/Earthquake/?filter=yes

                           Depth   Mw
2023-06-15 18:06:27.8   23.02 S  177.16 W  160   7.2   フィジー諸島南部

引用終了

 今月6日の記事、サブタイトル「 Mw7以上の大地震空白期 北半球では4カ月以上も継続中」で書いた通りで、北半球では今年2月6日に発生したトルコでの大地震を最後にMw7以上の地震空白期間は未だ続いています。
 この不気味な空白期間の継続に終止符を打つのはいつ、どこで、どんな規模で発生する地震なのでしょうか。


仕組みとアプローチ -  相模トラフ関連地震で見落とせないもの

2023-06-11 10:55:10 | 火山 地震 津波 
 関東大震災や元禄地震が相模トラフ関連地震なのは言うまでもありませんが、実はあまり大きな地震被害はないものの、かなりの規模だったと思われる相模トラフ関連の地震が有ります。
 それは1590年に発生した安房での地震。

引用開始(一部抜粋)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E9%9C%87%E3%81%AE%E5%B9%B4%E8%A1%A8_(%E6%97%A5%E6%9C%AC)#16%E4%B8%96%E7%B4%80

1590年3月21日(天正18年2月16日) 安房で地震 - 2メートルの隆起あり。潮が引いて3キロメートルの干潟が形成された。

引用終了

 この地震、地震の大きな被害は特に残っていないようですが、「2メートルの隆起あり。潮が引いて3キロメートルの干潟が形成された」との事で、相模トラフのプレート境界部に貯まっていた歪がゆっくり、ヌルりとストレス発散された感じに見えます。
 地震の規模については大した事はなかったものの、スロースリップと巨大地震の中間みたいなものだったので、これが仮に短時間で弾けるようにストレス発散されていたらかなりの大地震になっていたのはないかと思っています。
 なので相模トラフ関連の大地震についてはこの点も考慮して周期などの傾向を捉える必要が有るのではないでしょうか。
 

仕組みとアプローチ -   Mw7以上の大地震空白期 北半球では4カ月以上も継続中

2023-06-06 08:24:32 | 火山 地震 津波 
 北半球ではMw7以上の地震について今年2月6日のトルコでの地震を最後にその後は空白期がかなり続いている事について以前に記事にしましたが、その後も未だ継続していて、既に約4カ月の空白期となりました。
 実はMw7以上としなくても例えばMw6.7以上の地震についてEMSCで検索してみると次の通りです。

引用開始(一部抜粋)

https://www.emsc-csem.org/Earthquake/?filter=yes

                      Depth    Mw

023-05-21 14:56:46.5 43.41S 39.33E    10     6.8 プリンスエドワード諸島地域
2023-05-20 01:51:00.9 22.94S 170.56E    30     7.1 ロイヤルティ諸島の南東
2023-05-19 02:57:04.1 23.13S 170.86E    20     7.7 ロイヤルティ諸島の南東
2023-05-10 16:02:00.1 15.58S 174.60W    200     7.6 トンガ
2023-04-24 20:00:56.0 0.70 S 98.56E    17     7.1 ケプラウアン・バトゥ, インドネシア
2023-04-24 00:41:56.5 29.92S 177.80W    40     7.1 ケルマデック諸島, ニュージーランド
2023-04-14 09:55:48.3 6.00 S 112.06E    633     7.0 ジャワ島, インドネシア
2023-04-02 18:04:12.7 4.27 S 143.09E    73     7.0 ニューギニア, パプアニューギニア
2023-03-18 17:12:54.5 2.75 S 79.77W    75    6.8 エクアドルの海岸近く
2023-03-16 00:56:02.9 30.13S 176.22W    22     7.0 ケルマデック諸島地域
2023-03-04 06:41:16.6 29.64S 178.70W    150    6.9 ケルマデック諸島, ニュージーランド
2023-02-23 00:37:40.7 38.06N 73.22E    20      6.8  タジキスタン

引用終了

 と言う事でMw6.7以上の地震についても南半球でかなり発生しているにも関わらず、今年2月23日に発生したタジキスタンのMw6.8の地震を最後に北半球ではその後このレベル以上の地震は発生していません。
 不気味な空白期にピリオドを打つのは果たしてどこのエリアなのでしょうか。