こんばんは。レンタルボックスショップ社長・中小企業診断士の竹林晋です。
中小企業白書2010年版の中に「BOP」との言葉が出てきます。「BOP」とは、Base of the Economic Pyramidの略で、1人当たり年間所得が、3千ドル以下の低所得階層とのことです。
また、白書では、「BOP層は、世界人口の72%に相当する約40億人に達し、その市場規模は約5兆ドルと日本の実質GDPに匹敵し、今後大きく成長すると考えられる。他方、BOP層は貧困や衛生面の問題等の社会課題に直面しており、その解決が強く求められている。」とあります。
日本の中小企業には、こういったBOP層に役立つ有望な技術があり、途上国で活かされるとの説明です。
確かにこの数字だけを見ると、その市場の大きさには期待が持てます。一方で、課題もあるように思います。
ひとつは、こういった取り組みは、長期的な視点でおこなわなければ成果は見込めず、経営基盤の弱い中小企業が維持し続けられるかとういう点。
ふたつめは、世界の様々な国の、そのまた、地域レベルでの課題に対して、その中小企業の技術が活かせるかどうかの目利きができる人がいないといけない点です。
逆にいえば、中小企業の技術が世界の地域の視点で活かせることを目利きできれば、市場は一気に広がります。
SB/CBの視点で見ると現在の定義は明確ではありませんが、コミュニティビジネスは地域の課題、ソーシャルビジネスは世界的な課題で区別しています。
ソーシャルビジネスを展開していく上でも、この「BOP」を意識した取り組みは必要かもしれません。ただし、世界的な課題と言っても国別、エリア別、地域別で課題は様々であり、よりローカルな視点で捉えることは必須です。
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日本の中小企業には、こういったBOP層に役立つ有望な技術があり、途上国で活かされるとの説明です。
確かにこの数字だけを見ると、その市場の大きさには期待が持てます。一方で、課題もあるように思います。
ひとつは、こういった取り組みは、長期的な視点でおこなわなければ成果は見込めず、経営基盤の弱い中小企業が維持し続けられるかとういう点。
ふたつめは、世界の様々な国の、そのまた、地域レベルでの課題に対して、その中小企業の技術が活かせるかどうかの目利きができる人がいないといけない点です。
逆にいえば、中小企業の技術が世界の地域の視点で活かせることを目利きできれば、市場は一気に広がります。
SB/CBの視点で見ると現在の定義は明確ではありませんが、コミュニティビジネスは地域の課題、ソーシャルビジネスは世界的な課題で区別しています。
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