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“ママノリア日記

ママノリアの独り言

あの日から始まった

2013年06月24日 | アリノママノリアの日々


今、東京では家から駅、近所の買い物、スポーツジム、大好きなお風呂屋さんまでの道など全てを歩く。
とにかく一日7キロは歩いているだろう。

それまでは時間がもったいなく自転車に乗っていたけど。

もう一昨年の出来事かな。

ある晩、23時位。
お風呂屋さんの帰り道、自転車に乗って猛スピードで坂を下り、橋を渡っていたら携帯電話がポケットから落ちた。
携帯電話はありえない高さまで跳ね上がり橋の柵を越えて橋の下の川に落ちた。

マジか!?

川の中には点滅している携帯電話。

あーまた出費が・・・

そんなことを考えて川を見ていたら、川にもう一つの光を発見。

真ん丸のお月様。


空を見上げたら、満月とお星様。
川の向こうの山は夜の威厳を放ち、僕を包む優しい風にも気付いた。

東京にもこんな安らぐ場所があるんだ。

なんとも言えない感謝の思いと、自身の日々を生活を見つめ直さなければならないという想いが湧き上がる。

あの頃僕は、日々に追われていた。
時間に追われていた。
食生活はメチャクチャで。
自分の体と心を大事にできなかった。
きっと大事なことにまだ気付いていなかった。

どうして携帯電話は、サッカーボールのように跳ね上がり川に落ちたんだろう。

でもね、直ぐに答えは出た。



僕はその日から自転車をやめた。
歩くことにした。
歩ける余裕を持つようにした。
そして、毎晩その場所で良い空気を吸い一日の感謝をするようにした。

お月様、今日も無事に過ごせました、大切なこと教えてくれてありがとうって。

あの橋の上で。

その日から僕の人生は随分変わった。
間違いなく、人生のターニングポイントである。
携帯電話は新しく買い換え、お金はかかったな。でもいくらお金を積んでも買うことの出来ない素敵な事に出会えた。

歩くと自然に景色は目に映るんだ。
そして心に余裕がでるんだ。
歩くと健康に良いんだ。
食欲も出る。


メッセージはいつも優しく僕らの元に。

僕はいつも必然と捉える。