僕にとっての至福は、なんと言っても銭湯帰りの夜道。
細い路地を、オレンジの街灯が照らしていて、車もなく、この町に珍しく田舎を感じられる風景があります。
空を見ると、木々の緑も見えて、星に今日1日を話ながら、チャリンコをこぎます。人力車にゆられる気分でゆっくりと。
やがて僕は歌い出します。
自然と調和したくて、自分も自然の一部なんだと思いながら。
ビブラートとか、余計だと感じるんだな。でもね、癖で自然にかかっちゃうんだな。
毎日楽しく、練習できるんですよ。
そして優しく歌いたいって思うんだな。
本当に幸せなんだな。
そしてお家に着いたら、ベランダでビールを飲むのだ。
これもまた至福のとき。