武井武雄をあいする会

童画家武井武雄が妖精ミトと遊んだ創作活動の原点である生家。取り壊し方針の撤回と保育園との併存・活用を岡谷市に求めています

ろばたの会主催「武井武雄についての講演会」レポート

2013年06月15日 09時29分07秒 | 武井武雄の世界
武井武雄をあいする会の設立趣旨入会申込み生家の保存・活用を求める署名生家保存・活用のための募金


平成25年6月14日金曜日に開催された、ろばたの会主催による「武井武雄についての講演会」に出席された方から投稿がありました。

ろばたの会主催の イルフ童画館館長による 武井武雄氏についてのお話しの会に行って参りました。

今日はざっと武井武雄さんのお仕事について、映像を交えてのお話しでした。美術史の中での武井武雄さんが見落とされてきた点について、また、童画を取り上げられることが多いが、版画に氏の仕事の重要性が見受けられる等、芸大同期がパリに行く中でパリに行かなかった点、ある種の挫折感が童画に向かわせたのではないか等々、今後、より研究を深める必要があるとおっしゃってました。とても理解の深い館長さんです。

館長さん曰く、夢二と北原白秋、白樺派の影響が濃いというお話しでした。「お仕事を見ていると民藝の影響についても少なからずありそうなのに、その痕跡が見あたらないこと」について質問をしたところ、館長さんも、「時代背景としても、刊行本や郷土玩具の収集をとっても、民藝との交流は必ずあったと思うが、火事で資料が焼けたこともあり、なかなか見つかりません。」とおっしゃっていました。

最近アメリカの編集者よりアンデルセンの挿絵に是非武井武雄さんの挿絵を使いたいという要望があったそうです。来年生誕120周年を控えて、世界的にも再発見の兆しがあるようです。

それにつけても、生家は保存するべきだという思いを新たにしました。


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