武井武雄をあいする会

童画家武井武雄が妖精ミトと遊んだ創作活動の原点である生家。取り壊し方針の撤回と保育園との併存・活用を岡谷市に求めています

岡谷市議会会議録より8(平成26年12月定例会)

2015年01月01日 10時38分38秒 | 岡谷市議会会議録
武井武雄をあいする会の設立趣旨入会申込み生家の保存・活用を求める署名生家保存・活用のための募金


岡谷市議会会議録

平成26年12月定例会


平成26年12月11日

◆8番(竹村安弘議員) 8番 竹村安弘です。
 (1~6番 略)
 大きな7番、武井武雄についてであります。
 これは6月の定例会で生誕120周年の記念全国巡回展の状況をお伺いいたしました。その後にも、この巡回展は開催をされております。
 (1)武井武雄生誕120年記念全国巡回展の最終入場者数と開催成果をお尋ねいたします。
 (2)市長記者会見における「武井武雄邸の保存を含めた検討」の発言主旨と検討内容をお伺いいたします。
 これも、従来の御答弁とは若干違ったニュアンスの発言のようでありました。ただし、これについても報道を読んでのことであります。これについても発表の趣旨と検討内容を、細かな部分があればお伺いをしたいと思います。

◎市長(今井竜五君) 竹村安弘議員さんの質問にお答えをさせていただきます。
 (中略)
 次に、さらに大きな7番、武井武雄邸についての(2)市長記者会見における「武井武雄邸の保存を含めた検討」の発表主旨と検討内容についてお答えをさせていただきます。
 武井武雄生家並びに土地につきましては、寄贈の際、特別縁故者から亡き武井三春氏の意思を継ぎ、建物の傷みも激しいことから、老朽化した建物を取り壊し、土地は武井武雄の功績を後世に残し、顕彰する利用をしていただきたいという趣旨の要望が出されたことから、その要望を尊重し、建物を取り壊し、土地につきましては童画のまちづくりに資する活用を図る方針としております。岡谷市保育園整備計画の中では、西堀保育園の整備用地として生家敷地との一体的な活用が可能であり、生誕地であることを顕彰し、童画文化に触れることのできる特色ある保育園として早期整備が可能な園として位置づけているところでございます。
 また、西堀区及び武井武雄邸検討委員会から、この西堀保育園との関連をつけまして、武井武雄の顕彰及び西堀保育園早期整備に関する要望書が出されており、これを重く受けとめているところでもございます。基本的には、ただいま答弁させていただいたとおりでございますが、ことしは武井武雄生誕120年ということで、全国巡回展を開催するなど、武井武雄という童画家の知名度が向上し、武井先生の業績が全国的に再認識されている中で、武井武雄先生の業績を考えると、何らかの形で残すことはできないかという思いもあり、保育園整備計画の中で何らかの形を残すという選択肢を含めて検討を始めているという趣旨でございますので、御理解をいただきたいと思います。
 検討内容といたしましては、新西堀保育園整備に向けて武井武雄の顕彰方法や周辺の道路整備を含めた一体的整備、さらには併設を検討している発達支援施設を含めての検討をしているところでございます。その中で、生家に関していえば、一部を残して活用することができるのか、また生家のたたずまいを外観に生かすことができるのかなど、保育園としての機能や必要面積などを考えながら検討を進めているところでございますので、よろしくお願いいたします。
 以上でございます。