沖縄波乗り(だけじゃない)日記

沖縄波乗り日記。波乗り以外も書きます。

続・コザ農連市場の食堂

2005年11月02日 18時00分47秒 | 食べ物飲み物
昨日書いたコザ農連市場の食堂ですが、今日は午後に郵便局に用事があったのでさっそくついでに行ってきました。残念ながら僕は火事で焼ける前の旧構内食堂に行ったことがなかったので何も比較はできませんが、とりあえずはフツーのそばを頼んでみました。写真は(大)350円。ちなみに(小)は300円。亀かめそばに匹敵する安さだ。

しかし麺の量が多いです・・・。麺は柔らかめ、ダシはかなりしょっぱい気味でまあそれなりなんですが、何よりメチャクチャ熱い!これはミスターフーチバーのムナもビックリの熱さです。どんぶりに触れません。案の定、食べ終わると汗びっしょり・・・。市場で野菜だしてるおばちゃんがアイスティーの出前を頼みに来たりしてなかなかいい雰囲気です。コンビーフおかずを頼んでる人がいてそれはなかなかうまそうでした。でもご飯はものすごい山盛り。

で、ご質問のメニュー「おかず」ですが、特に厳密な定義はないみたいです。たいていは肉野菜炒めみたいなのか、トーフが入ってチャンプルーになってるのに御飯とみそ汁が付いてる定食です。「もやしおかず」はその炒め物にもやしがいっぱい入ってると思われます。沖縄の定食屋さんによくあるメニューで、内地の人にわかりにくいのがこの「おかず」と「みそ汁」でしょう。「みそ汁」はメインがデッカイどんぶりに入ったトン汁みたいなのでそれに御飯とか漬物とかがついた定食です。

Stanley Jordan

2005年11月02日 15時37分59秒 | 音楽
シリーズ「なんつう(中略)ギタリスト」第七弾。

懲りずに続けるこのシリーズ。今日はスタンリー・ジョーダンです。知っている人は知っている、知らない人は・・・つーかですね、スタンリー・ジョーダンを知らない人にスタンリー・ジョーダンを説明するのはヒジョーに難しいのです。

伝わらないのを覚悟で敢えて説明しますと・・・、まず彼はタッピングという非常に特殊な奏法でギターを弾いているのです。当たり前のことながら普通の右利きのギタリストは左手で弦を押さえ、右手で弦を弾いて音を出しているんですが、スタンリー・ジョーダンは左手も右手も弦を押さえちゃうんですよ。バイオリンとかと違ってギターには指板上に金属製のフレットがついてるので、けっこう強めに弦を押さえると右手側で弦を弾かなくても小さめの音なら出ちゃうのです。これを昔はライトハンド奏法とか言ってフレーズの途中のごく一部に使うのが流行ったりしたのですが・・・えーと例えばマイケル・ジャクソンの"Beat it"の中のギターソロはエディ・バン・ヘイレンが弾いてますが、そのまんなかへんで三連トリルみたいなというか超高速の三連符連続攻撃みたいな部分があるでしょ?(伝わってなさそー・・・)アレですよアレ。他にも日本だとカシオペアの野呂一生さんが"ASAYAKE"のソロで思いっきり使っているのですが、まあとにかく80年代後半には割と一般的なテクニックになっていたのです。ところがこのスタンリー・ジョーダン、三連符とかそういう問題じゃなくてもうプレイの94.7%がこの奏法なのです。ああビックリ。おそらく彼の登場でライトハンド奏法というなんか大袈裟な言い方はほぼ消滅したように思います。彼自身は単に「touch」とか「tapping」とか言ってますが、彼以前のこの奏法を使ったプレイとは完全に一線を画する別モノになっちゃってます。以下のスタンリー・ジョーダンのウェブサイトに少し画像があるので弾いてる姿が見れます。

The Official Stanley Jordan Home Page

ま、写真を見てもたぶん右手のポジションがわかるぐらいで、なかなかその弾き方は理解できないと思います。またCDで音だけ聞いてもなんか「エレクトリック大正琴の速弾きかこりゃ?」というような音がするだけなのでこれまたよく解からず・・となるのです。奏法の独創性とその完成度の高さに対し、これだけ評価の低いギタリストはちょっと他にはいないと思うんですが、この解かりにくさがまさにその原因じゃないかと思います。そういうこともあって今日の写真はCDじゃなくてビデオです。ビデオですよビデオ。DVDとかじゃないんですよ!だって1990年だもん。DVDでてんのかなぁこれ・・。しかし10年ぶりぐらいに見たよこれ・・・。当時、スタンリー・ジョーダンはギタリストの間ではかなり話題だったので僕ももちろん1枚目の『Magic Touch』とか2枚目のスタンダードやってるのとかはすぐに買って聴きまくったのですが、聴いただけではなんだかよくわからんのですよ、やっぱり。でその後、仕事でよくアメリカに行っていた時期に向こうのタワービデオとかで探し回って見つけたのがこのBlue Noteから出していたビデオなのですよっ!!
いやぁ・・見てビックリ。なんじゃこりゃ、ですよホントに。

おおまかに分けるとプレイは3パターンあるようで、まずは低音弦3本で左手でバッキングのコードを弾きながら、高音弦3本で右手でテーマやソロなどの旋律を弾くもの。次に右手が弾いているメロディのオクターブ下を左手で同時に弾くというオクターブ奏法。これは今までの左手の人差し指と小指を使ったオクターブ奏法とは比べ物にならないくらいの自由度とスピードがあります。原理的にはフツーに単音で弾くのと同じスピードが出るという恐ろしいものです。オクターブ奏法の歴史上、ウェス・モンゴメリー以来のメガトン級の衝撃なんですが・・・誰もそんな評価はしてないようです・・・。そして3つ目は左手も右手ももう勝手にバラバラにというか、うまく計算して連携してというか、なんだかもうよくワカラン状態で左手がものすごくでかくて8本指で押さえられる人がギターを弾いたような凄まじい状況になってるものです。うーーーーーーーん・・・。

その超独特な奏法から彼をゲテモノ扱いする人もいるようだが、(あまり記憶が定かではないが)1枚目のCDの日本語のライナーノーツかなんかに「誰もやってない新しい方向に進む彼の姿勢こそがホントのジャズマンだ」みたいなことが書いてあって、僕はちょっと感動したのだけれどやっぱりその後も彼に対する評価はなかなか厳しいようだ。

他にも彼のストラップ2本架けとか、書きたいことはけっこうあるんだけどあまりに長くなるのでこの辺で終了。ぃゃぁー昨日から書いてただけあって超長文・・・。オレってこんなにスタンリー・ジョーダン好きだったっけかな・・。